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2023年3月10日金曜日

知識の幅を広げるには

最近、仕事のことばかり考えていて


知識がやせ細っている気がします。


以前の自分の記事の「フィルターバブル」の中にいるような感覚です。


楽天マガジン で今最新の情報は手に入れられるのですが


もっと濃厚な、奥深い世界も知りたい。


そんなとき、何か良い方法がないか考えていました。


本屋で一通りの棚を見て回ることはあるのですが、


普段見ない分野はどうしてもそのまま過ぎ去るのみ。


どうしても「面白くなさそう」という先入観が出てきてしまいます。


そのなかには、実際に面白くない、読む価値もない本もあると思うので


あながち間違いではないと思うのですが、


「興味がないけど見てみたら面白かった、読んでよかった」


という本に出合いたい。


何とも欲張りな希望をかなえるにはどうすればよいか。


信頼のおける人のおすすめする本であれば、


そんなに間違いはないのでは。


そんな時、この本を見つけました。


成毛眞氏の、10年ぐらい前の本なのですが、「余禄」からまた面白い。


巷の経営者がだす愛読書「竜馬がゆく」を真っ向から否定し、


「自分には愛読書というべきものはない」


とまで言い出す状態。


氏は何万冊(何十万冊?)もの本を読破しているにもかかわらず、


いや、読破しているから?の境地でしょう。


この本の前身の「面白い本」もあるようなのですが、すぐ手に入るのが「もっと」のほうだったので仕方がない。



この中で、自分が「絶対見ない」と思うものを見れば、知識が広がるはず。


数々のおすすめの中で、自分が見そうもないと思った本は、、、


、、、、


、、、、


これだ!



アマゾンしか売っていないのかな、、、

成毛氏の解説は、1冊半ページほどのものもある中、この本は4ページも割いている。

しかし、解説を見ていても、面白さが一向に伝わってこない。

恐らく、自分はこの本の中の世界を知らないので

面白さがわからなかった、と判断しました。


最近面白いのは、マリオのプログラムを自分で作ることなのですが、

ほかの分野も積極的に開拓して、不安な気持ちを少しでも減らしていきたいと思います。

2023年3月2日木曜日

やりたくないことが出てきたときどうするか




期限が迫っているのに、なかなかやりたくない仕事、作業ってありますよね。


何かの予約

何かの仕事

何かの計画作成

etc.


いつも憂鬱な気持ちで対応していたのですが、さすがに「精神的に良くない」と思い

先人たちの知恵を借り、何とかしたいと思います。


たまたま、こちらを読んでいました。


新しい本もいいのですが、古い本の中で、まだ読んでいない名著がないかなーと考えていました。


むしろ、かなり読めていない本があったのですが、その中でもこちらの書評が気になりました。



脳科学の観点で書かれた知見。欲しい。


第11章「脳は妙に笑顔を作る」では、笑顔を作ると楽しくなる、姿勢を正せば自信がでてくる、という従来の心と身体の因果関係が逆転する事例を多数紹介しながら、「形から入る」ことの有効性が提示されている。


やはり姿勢か、、、


以前の投稿で、姿勢により他者からの印象が変わることはわかっていたので、姿勢を良くすることはいいことだと、頭では理解していたのですが、他者がいなくとも、自分自身に対しても、姿勢を良くすることは有効である、ということですね。

ということで、姿勢を正して、鏡の前に立とうとしました。


・・・


・・・


・・・


全身が入らない!


家にある鏡は、そのままだと顔がはみだたり、上半身だけ、だったり。


でも、全身が写る鏡は、でかくて重いし場所とるし。


まあでも少し気分が良くなった気がします。


むしろ、やりたくないときほど、人間頑張らないといけないので

姿勢を良くするように、生物学的になってほしいのですが、

やりたくないことに対して、何もせず、

エネルギーを最小限にしてやり過ごすことのほうに動いてしまうのかな、、、


もし腹が減ったらどうするか、、そうしたら飢餓スイッチが入って

何とか頑張るのかな、、、



いずれにしても、油断すると姿勢が悪くなってしまうので、注意していきたいと思います。


今回も姿勢が良いおかげて1記事書けました!



2023年1月7日土曜日

【Kindle Unlimitedおすすめ】成毛眞の超訳・君主論 の「恐キャラ」

 


前回の記事でKindle Unlimitedを初めていろいろ本を探していたのですが

面白い本がありました。



かなり前の本ですが、ちょうど人の上に立ちそう(?)なタイミングだったので

その内容を扱った本を、実際に人の上に立った人が解説してくれるのは

かなりありがたかったです。

もう、自宅でコーチングを受けている感覚。

成毛氏のコーチングを受けながら人の上に立つなんて、そうそうできないことです。

時間がない読者の為か、第二章は


『君主論』はこれだけ知れば大丈夫


ということで、計21個(結構多い!)の観点を紹介していただいているのですが、

そのなかで私が興味を持ったのが以下の点です


恐れられることと愛されること、どちらがよいか


もちろん愛されることか、と思いきや、マキアヴェリは恐れられること、成毛氏も

基本は鬼、たまに仏

という立場、基本恐れられることが必要。

そして、成毛氏の独自の観点


理想は、予測不能なリーダー、これだろう。


???


予測できないリーダーなんて、一緒にいて不安なだけだろう、と考えていたのですが

考え直してみると、思い当たる節が。


怖いお客さんがいるのですが、時々優しい一面を見せるときがあり、

その時、内心自分は「ほっ」として、


「よかった。また引き続き気を引き締めて頑張ろう」


という心理が働くのを自分でも感じていたことを思い出しました。


なんとも情けない心境ですが、これを上に立つ人が行うことで、

部下達の行動にたるみが無いようにする効果は期待できそうです。


成毛氏も、特に自分が根っからの「恐キャラ」ではないようなのですが、意図的に演出していたようです。


相手が褒めてもらいたいと思っていると感じたら、絶対に褒めない

褒めるときは、思いもよらない場面で徹底的に褒める

怒る時も、予測のつかない場面で怒る。特に問題を起こしていなくても、得意げになりやすい人を「本当にバカだね、おまえは」と徹底的にこき下ろしたりする。

普通に考えたら、


こんな人と付き合いたくない

まともな話もできない人なので、とても安心して付き合えない


と思うのですが、もし上司など、自分の目上の人がこんな人だとすると、腫れ物に触るような、恐れ多いような、おっかなびっくりで接することになるのは間違いなさそうです。

しかし、それが「君主論」でいう、上に立つものが必要な「恐れられること」なのだということなのでしょう。


成毛氏も、敢えてそのような言動をしていた、とおっしゃっているので

もともとそのような性格ではない私も、「敢えて」であればできるのでは。

全く同じ方法は、私の性格上、やりずらそうなので、ちょっとアレンジしてみて

「恐れられること」についてチャレンジしたいと思います。


結果的に、嫌われたり、恐れられたりすることが想定されるのですが

これから上に立つ身分になり、チームや組織が結果的にうまく回るのであれば

喜んでやっていきたいと思います。


kindle Unlimitedは時期によって対象となる本が変わるので、

もし興味がある方は早めにご覧になっていただければと思います。

2022年12月2日金曜日

「リビルドワールド」に見るAIの未来

 疲れるといつも漫画を見てしまいます。


その後「漫画を見る時間に、もっと有益なことができたかもな」


という自己嫌悪の繰り返し、、、


逆に、漫画を見ようと思ったとき、


「ああ、自分は今はもう無駄な時間を過ごそうと思うくらい疲れているんだな」


と自分の精神健全度チェックに使っているくらいです。。。


と思っていたら、読み終わった後もそう感じない漫画がありました。



ハンターになりたい少年 アキラが、旧世界の遺跡で見つけた銃、そして謎の美女 アルファと出会い、成長していくファンタジー。


アルファは触ることができない、VR的なもの。

思考もAIです。

でも、「旧世界の遺物」と言われたものから出てきたアルファですが、いろいろできすぎるAIです。


アルファは、アキラが窮地のとき

「こう動けば助かるからいう通りにして」

とアドバイスし、なぜかわからずその通りに動くと確かに助かる。

でも、どうしても信用できなくて、違う行動をとると、失敗して大けがをしてしまう。


読者からすると

「それみたことか。美女の言う通りにしないからだ。勝手なことしやがって」

と思いたくなるもの。


・・・あれ。

これってAI信仰だな。


正しい答えを出すから、それが何でいいのかわからないけど、とりあえず言う通りにしておけばいい


考えてみると、恐ろしいです。


でも、将棋の世界では、AIが指した手は、今までの定石から外れていても

続けてみると良い手だった、ということもあったそうで

AIが考えた、「人間にはよくわからないけどいい方法」を

盲目的に信じて良いケースは現実に出てきています。


さらに気になったのが、第15話です。

アキラが強化服を着て、銃の練習をするシーンから始まります。


「強化服の制御ソフトを情報端末と同じようにカスタマイズしたわ。それで私が強化服を操作して照準補正もできるようになったの」


AIが、人間の行動のサポートだけでなく、「訓練」「技術向上」にも役立っています。

最後は、VRのアルファとの格闘訓練です。

強化服に、アルファとぶつかったタイミングで衝撃を再現させ、

AIと本当に戦う練習ができるのです。


これ欲しい、、、


素直に思ってしまいました。

いまのAIは、画像認識や音声認識など、ソフトウエアだけで実現できるものが多いです。

これは、ハードが絡んでくると一気に難しくなってくるためです。

でも、いずれ、この「強化服」のようなものは出てくると思います。


AIは人間にとって便利なだけではなく、人間を鍛えて成長させてくれるもの


という考え方の1例になるのではないかと思われました。


調べてみると、これは、


電撃 新文芸 スタートアップコンテスト大賞受賞作のコミカライズ版


ということで、道理で世界感が他の漫画と違うな、、、と思いました。


AIに興味があるかたで、まだご存じなかった方は

読んでみてはいかがでしょうか。



2022年11月28日月曜日

TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発 を読んで

 



仕事でNext.jsを使うようになったのですが、いまいちよくわからない。

そこで今回以下の書籍でNext.jsを勉強しました。


1章では「Next.jsとTypeScriptによるモダン開発」という題ですが、

Next.jsだけでなく、フロントエンド開発の今までの流れも説明してくれて

最近いきなりnext.jsを使いだした私にとってはうれしい出だし。

概要を知ることができました。


最後には、TypeScriptやReact Next.jsの基礎を学んだあと、実際の開発環境構築や、最終的には簡易ECサイトを作ってデプロイするところまで面倒見てくれています。


普通に個人で勉強する分には、十分すぎる内容です。


ただ


どうもすっきりしません。


なんでかなーと思って自分の心の中を整理してみました。

2022年11月25日金曜日

パトレイバーがIT技術本?


 

本屋で気になった本を見つけました



普段、本の紹介本は見ないのですが、表示とか、カバーの質感が良かったので

衝動買いで。


しかしこれが思いのほか良かった。


本の紹介本は、いわゆる難解な名著を褒めることが多いので、


そりゃそうでしょうけどそこまで読み込めないからね、、、


と、半分以上傍観者の立場で見てしまいます。


そのなかで、私の目に飛び込んだ書籍がこちら




??


漫画?


パトレイバーは、存在は知っていたものの、ほとんど見たことがなく

ガンダムのようなロボット漫画なのかな、ぐらいの印象でした。


それが、ゴリゴリの技術系書籍も紹介するなかの1つの本の中で出てくるとは、、、


どうも、1989年に公開された映画のノベライズ版らしいのですが、、、、

紹介文を見ると、なぜこの本が紹介されたかがわかりました。


1989年はWindows95が発売される6年前、一般人にOSなんてしらないご時世にもかかわらず、物語の中心に「OS」を持ってきているようです。


天才か


今であれば、Windows iOS Linux。Linuxも様々なディストリビューションが出てきており

どれか一つであれば、どこかで聞いたことのある名前だと誰もが思うはず。


詳しい話は直接 風速40メートル 機動警察パトレイバー を見ていただくのも良いのですが、どれだけすごいのかは IT研究者のひらめき本棚 を見てからでもいいかもしれない。


IT研究者が見ると、漫画一つでも、ここまで見方がかわるのか、と目が覚める思いでした。

子供のころ、風速40メートル 機動警察パトレイバー を見ても、すごさがわからなかったと思います。

それはそれで、物語が楽しめればよいと思いますが、大人になり、OSというものがわかってから見ると、別な楽しみ方もできる、そんな本と感じました。

ほしい、、、





2022年11月21日月曜日

華僑の大富豪に学ぶ ずるゆる 最強の仕事術 を読んだら、人生変わるかも


 

自分の仕事、生き方が、もっとよくできないか、ずっと考えていて


何か参考になる書籍がないか探していたところ、この書籍が目に留まりました。



仕事をこなすとしたら、今までの経験だと、集中力を最大限まで高め

知識を大量に得て、猛スピードで作ったり解決したりするイメージがありました。


しかし、この書籍を見て、目から鱗が落ちました。


「何をやるか」よりも「何をやらないか」ととことん考える


なんと、、、、いろいろやって、その中で何か芽が出るものを見つけようと

色々頑張ってきたつもりですが、それを真っ向から否定する説!


何をやらないかを考えるだけで、余計なことばかりしている連中を尻目にさっさと成果を上げられる


これは、、、やられました。

考えてみると、私自身、随分余計なことばかりしている気がします。


本だっていろいろ見て、いろいろチャレンジしてきているつもりですが

一向に成功する兆しが無い。


成果を焦るばかりで、毎日不安。


ストレスも高まり、食事の時の酒の量も増える


飲んだら眠くなるので、仕事終わりに頭も働かない。


やりたいことはメモするようにしているが、メモだけが増えていく。


こんな感じです。


そしてさらに華僑的には、「やること」を見つけたら、それが自分でできなくても、できる人に任せることで、「やること」を実現させるようです。


人にやってもらうためにはコミュニケーションスキルが必要、ということでした。


最後の締めの言葉としては


余計なことはすぐやめて

少ない時間で同等の成果を得る


最初の章から、自分のできていないところをズバリ指摘してもらって

耳が痛すぎです。


自分の行動を整理してみます。

・プログラミング 好きだが作るのに時間がかかる あまり得意でないのか、、、

・文章を書く まあまあ得意 でもそれがなにか?ビジネスに繋がっていない

・漫画 好き だが、最近、ストレスがたまった時に読んでいる。読んだ後、もっと有益なことすればよかったと後悔する

・英語 得意でない でも読み書きできる人に憧れて時々洋書読む すぐ疲れて読まなくなる

・暗算 得意でない でも暗算できる人に憧れて、、、(略)

・Youtube 暗算に関する動画を数本アップしただけ 作るのに時間かかる

・政治経済歴史 得意でない 池上彰氏の書籍で勉強しているつもりだが、特に何も活かせていない

・起業 あこがれる でも何もする当てがない

・数学 できる人に憧れる 色々書籍みているが理解や計算が遅い



いやー、モノになっていないものがいっぱいだ。。。

・・・

・・・


あれ、


・・・

・・・

・・・

・・・


「やること」が無いぞ。。。


まあ、しいて言えば、「文章を書く」か。


文章ならいくらでも書き続けられる。


他もやりたい、、、けど、時間がかかるんですよね。。。


プログラムも、、、作るのに時間かかるな、、、、


文章だけだとなかなか厳しいのでは、、、


でも、少なくとも、この本のおかげで、自分がやろうとしていたことが多すぎて

どっちつかずになっていて、身動きが取れなくなっていたことに気づきました。。。


正確には、いろいろ手を出しすぎて、完成品ができないものばかり、です。


軽く絶望の気分を味わっています、、、


さらに本書を読み進めると、やり抜く力「GRIT」の話が出てきました。

G,R,I,T、それぞれに華僑らしい、失敗を恐れないやり方が紹介されていましたが、

さらに華僑は最後に「F(Fun)」を付け加えるそうです。


好きでやっていれば、長く続けられます。


でも、好きなことをやるだけだったら、世界中のだれもができるはず。


そこで著者が、華僑のボスに聞いてみた、楽しめる人、楽しめない人 の違いは以下でした。


一番は制限。制限があるからやる意味があると思うか、制限があるからできないと思うかの違い


考えてみると、いつも仕事で夜遅くまで働き、土日は家のことですべて自由時間がつぶれる、そんな自分には何もできないのでは、、、と諦めていました。


でも、華僑のボス的に言えば、私は「時間が無い」という制約があるので

その「制約」を楽しんでみることが必要だったようです。


時間が無いことを楽しめるか、、、?


ということでこのブログも30分ぐらいかけて急いて書いてみました。


まだまだ私に足りないことがいっぱい指摘してくれる書籍、

私と同じように悩んでいる方がいれば、ご覧いただきたい書籍でした。



これは、、、人生変わるかもしれない、、、





オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る を読んでのび太を見直す




よく本屋で見るけど読まなかったオードリー・タン氏の本の一つ、



を読みました。

もっと早く読めばよかった。

本を見る前は、オードリー氏のことを「台湾でコロナ封じ込め作戦をうまくやった人」位にしか知らなかったのですが、私が知りたかったことが沢山書かれていました。

何かというと

世の中をいかに良くするか

です。

オードリー氏は、私から見ると「天才」の人ですが、新しい公共サービスを提供する際「どうやったら、マイノリティの人々にも受け入れられるか」を考えられているのです。

天才は、凡人の心など知ろうとしないし、そうする必要もないと思っていたので、これは意外でした。

また、自身も高齢者と身近に触れ合えるよう、定期的な集まりを開催し、そこで高齢者の意見を聞いて、今後のサービス開発に活かそうとされています。

これだけだと、社会福祉に興味のある人、だけなのですが、
オードリー氏がすごいのは、中学時点で大学教授とメールで研究のやり取りをしたり、中学校長に「学ぶことは自分でできる」ということで、退学依頼を出したり、ベンチャー企業を興したり、オープンソースに貢献したり、座り込みしているデモ隊にコンタクトをとり、要求をまとめ、国に提出する仲介役を買って出たり、、、と枚挙にいとまがないのですが、個人的に心に残ったのが



p56
AIと人間の関係は、ドラえもんとのび太のようなもの

です。
なにが心に残ったか。それは、私ののび太に対する考え方が、やっと整理できたからです。


なにが整理できてなかったのか。
それは、なぜ、藤子不二雄が、あんな最低の「のび太」を登場人物として出したのかが分からなかったからです。

はっきり言って、私はのび太がキライでした。

ドラえもんにひみつ道具を借りると、最初はいい使い方をしていたとしても、途中からズルをして、周りの人に迷惑をかける。自分の都合、楽しみ、楽さだけを考え、好きなことをやりまくります。

最後はドラえもんや周りの人に注意され、バツを受ける、といった流れが多い印象です。

まじかるタルるートくんはご存知でしょうか。江川達也氏の子供向け漫画で有名です。

私のかすかな記憶だと、江川氏は、

「主人公の江戸城本丸君は、のび太のアンチテーゼだ。」

と言われた気が。
タルるートくんの魔法があっても、それに依存せず、自分の力を高めるために努力する本丸君をみて、「自分も頑張らないと」と思いました。これを聞いて、私ののび太に対する気持ちが決まったと思います。 

のび太は相変わらず自分が楽をしようとして、自分を高めようとしない。常に楽をしようしています。

くだらない人間だ

と考えていました。

ドラえもんは好きなのに、くだらないのび太を見たくない

そんな葛藤がありました。
だれもこんなことで葛藤しないと思いますが、自分にとっては重要な問題でした。

しかし、オードリー氏の本で考え方が変わりました。

ドラえもんの役割は、のび太くんがやりたくないことをさせたりのび太君に何かを命令して実行させることでは決してありません。逆にドラえもんがいるからと言ってのび太くんが自分の代わりにドラえもんに山登りをさせて自分は行かないということになるわけではありません。またのび太くんが勉強や外出が不要になるわけでもありませんのび太くんを成長させるのがドラえもんの目的であるはずです。

改めて、オードリー氏がまとめてくれると、ドラえもんの読み方が変わります。

もう一つの章を紹介する必要がありした。

デジタル社会の発展にはインクルージョンの力が欠かせない

です。

情報格差デジタルディバイドを埋めるためには何か一つ二つだけを行えば良いということではありません。誰も置き去りにしないインクルージョンの力を確保しなければならないのです。そしてインクルージョンが確立された後は持続可能性さらには環境という二つの価値観を確立するべきです。

簡単に言うと

便利な機能、サービスが出たとき、みんなが使えて幸せになるような方法を考えないといけない

かな。

のび太を、知能が低い一般人、としましょう。以下の特徴があるとします。

・難しいことは考えたくないし考えたくもない。
・なるべく楽をしたい。自分で努力しない


新しく出た、国、民間サービスは、最初はよく分からず、使わない。
しかし、知っている人に分かりやすく教えてもらえれば、使えるようになる。
しかし、その悪用方法を思いつき、色々やってしまう。
みんなから怒られる。

そんなことは、現実世界でも起こり得ます。

そんなときどうするでしょう。

どうしようかみんな考えないといけません。

のび太を責めても仕方ありません。 サービスを提供したとき、そのような使い方は想定していなかった、もしくはブロックする仕組みがなかったからです。

のび太の件を参考に、より良いサービスとなるよう、サービスを改善することになるでしょう。

つまり、のび太は、社会的弱者が、公共サービスに対して、利用できないならアシストし(ドラえもんがひみつ道具の説明をする)、分かったら使ってもらい、もし悪用出来てしまうようならサービス自身を改善する、そのきっかけをのび太から盛らう、と捉えられると思いました。


今まで役立たず(どんどん酷い言い方に、、、)ののび太が、別な方面から見ると、新サービスを世の中に広める際に問題点を指摘してくれるありがたい存在であり、問題を解決することで、のび太自身の成長にも繋がるのでは、と思われました。

むしろ、問題をいつも発生させるのび太は、万能と思えるサービスの弱点をいち早く指摘できるため、「有能」なのかもしれません。

プログラムのシステム構築の世界では、作ったあと、テストをしなければなりません。
その際、通常考えられている機能の使い方だけではなく考えもつかなかったような特殊な使い方に対しても問題なく動かなければなりません。月が1から12の数字だけ入ると思っていたら特殊な方法で文字を入れられたらプログラムが動かなくなる、となると、入力した人を責めるのではなく、そのようなプログラムを書いた人です。ちゃんと1から12までを受付させ、それ以外を無効な値としてエラーにしていなかったのが悪い。

ドラえもんの世界でも、のび太がやり放題する話がありますが、すぐ思いつくストーリは、何と言っても「オールマイティーパス」です。

ドラえもんが、然りに悔しがる。
オールマイティーパスの有効期限がなんと今日!
オールマイティーパスを提示すればら、どんなところでも入っていける。 
そう、どんなところでも、です。

ドラえもんのすきをつきオールマイティーをゲットし(犯罪です)
最初は近場の家や店で済ませていたものの、どんどんエスカレートし、最終的には、憧れのアイドル、星野スミレの自宅まで入り込む。

もう完全に犯罪です

しかし、アイドルと仲良くなりたい、自宅まで入りたい、という心は多くの人が持っているもの、、、?

みんなの欲求を体現してくれた、ともとらえられます。

しかし、「相手にもプライバシーがある」「もしうまくオールマイティーパスが効かなかったら不安」様々な思いがでるはず。 

それをのび太は実際にやってしまった。どうなるのか?

原作では、星野スミレ宅訪問中に、オールマイティーパスの有効期限が切れ、我に返った星野スミレがのび太を追い出します。

昔の私なら、

「悪ふざけにも度が過ぎる。せっかくのひみつ道具を、、、自分の私利私欲で使う愚か者が!」


と考えていたでしょう。

しかし今は、

「もともとドラえもんの過失とはいえ、他人の手に渡って使えてしまうのは問題だ。一応オールマイティーパスには有効期限があり、たとえ犯罪者が使ったとしても、永久に使えるわけではない。そこはいいが、今回ののび太のように、意図しない他人に渡ったとき、それを防ぐ手段も用意しないといけない。オールマイティーパスに指紋認証機能をもたせればいいか?本人の指紋で触れながら使わないといけない」

とか。

「いや、そもそもドラえもんのものだ。指紋はない。それに、仮に機械とオールマイティーパスが認証できたとしても、所有者であるドラえもん自体が悪いことをやってしまう可能性も残っている。それは防げない。とすると、オールマイティーパスの利用範囲を狭めて、悪用を防ぐか。でも、そうなると「オールマイティー」ではなくなる、、、どうするか、、、」

となりました。

のび太が色々やってくれたお陰で、ひみつ道具の改善点我見えてきたのです。

とりあえず、オールマイティーパスには、本人認証機能を付けたい。
また、人間でもロボットでも使えるような認識方法を考えたい。

どんどんアイデアは膨らみます。

そんな感じで、オードリー氏の本が、途中からドラえもんとのび太の話になってしまいました。

でも、昔から気になっていたのび太の考え方が、前向きにとらえることができたので
これは大きな収穫でした。


もし、まだご覧になっていない方で、のび太が嫌いな方(笑)は
是非見てほしいと思います。




2022年10月22日土曜日

仕事 人生 楽しまないと 


 


最近全然ブログの更新ができていませんでした。


理由は仕事が忙しかったから。


よくある理由だと思うのですが、どうもそれが理由じゃないような気がして

久しぶりに書いてみます。


振り返ってみると、この数か月、深夜まで残業して、直近では土日もすべて仕事。


ブログを書く気力も出ず、ただひたすらスケジュールに間に合わせるためには、遅れたのでどうしてリカバリするか、を考えていました。


そうなると、余暇で書こうと思っていたブログの更新は、当然できないことと諦め


ただひたすら仕事のことばかりを考えていました。


一旦一区切りついて、いろいろ振り返ってみると、


自分の考え方として「当然」と思っていたことが、そうではないかもしれないと思うようになってきました。

2022年6月26日日曜日

なぜ人は「もっと」損をしてしまうのか



昨日夜更かしをしてしまい、後悔しています。

実は夜の途中に、

「これは良くない、早く寝たほうが良い」

と思ったのですが

結果的にいつもより遅く寝ることになり、

「もっと」悪い状態になってしまいました。

なぜそんな状況になったのか、

今後どうすればよいのか、

を考えてみたいと思います。

2022年4月16日土曜日

タイトルが思い出せない本をどうやって思い出すか

 

最近すごく面白い本があり、

いつか紹介したいなと思って、ネットで情報を調べようとして

ふと立ち止まった。


タイトル何だっけ?


いや、かなり面白いと思ってたんですよ。

数学の先生が書いた本で

「どんな数学嫌いな人も、数学が好きになるようになって見せる」と豪語していたら

出版社の人に

「じゃあこの学生に教えてみて」

と言われて、さあ、教え始めたら、、、という流れ。


あれ、違ったかな。


部屋に実際の本があるので、取りに行けば済む話なのですが、

何とか思い出してみます。


・・・

・・・

・・・


だめだ。思い出せない。


確か「渋滞学」を唯一研究されている先生だったな、、、


ということで、「渋滞学」で調べると、、、

そうか。西成活裕先生か。
じゃあ、西成活裕先生のwikiを見て、、、



そうか、「とんでもなく役に立つ数学」 でした。


でも、「タイトルが思い出せない」って、困ったというか、なぜなのか、そちらのほうも気になってきました。

原因とか対策とか考えてみます。


本のタイトルで検索しようとしたとき、

「数学が役に立つ」、とか「すごい役に立つ数学」とかだったかな、「ひらがなだったような」ぐらいが思い出せたぐらいで、「とんでもなく」という言葉が思い出せませんでした。


自分にとってはあまりなじみのない言葉なので、記憶できていなかったと思いますが

そんな読者が困らないように、

タイトルをわかりやすくしないといけない出版社のネーミングも重要でしょう。

結局、著者を思い出すことから始めて、本にたどり着きました。

高校生に教えながら話を進めるので

「高校生に教える「役に立つ」数学」

とか

「高校生も絶賛 「役に立つ数学」とは」

とかがいいかな。

あれ、これも他の人からすると本当にわかりやすいのか?


自分の検索能力は、まあまああると思いたいのですが

知り合いから言わせると「検索が甘い」と言われます。

検索ができる人で、さらに、「こういったキーワードを入れたらブレイクするだろう」と先読みできる人が、SEOに強いページを作ったり、アクセス回数の多いコンテンツをつくれたりする。

逆に、その能力がないと、膨大な情報から有益な情報だけを抜き出したり、自分のコンテンツがうまくアピールできなくなってしまう。

そんな世の中になっているなとあらためて思いました。


ちょっと脱線してしまいましたが、タイトルを思い出そうとすると

ひたすら本に書いていたと思うキーワードを検索して、それらしい情報が出てくるまで頑張る、しかないのかな、、、


2022年4月6日水曜日

【dマガジン】強制的に知識をつける

「新しいこと」を知ろうとすると、どんなことをしなければならないのでしょうか。


もちろん、今はネットの力を使えば、調べたい「新しいこと」を入力すれば


即座に情報を手に入れることができます。


では、「調べたいこと」が入力できないときはどうすればよいでしょうか。


『「調べたいこと」が入力できない』なんておかしい!と思う方もいらっしゃると思いますが、


例えば、「自分が知らないことが知りたい」というとき

「知らないこと」は自分の頭の中から出すことがでないので

検索キーワードを入れることができません。

せいぜい「自分の知らないこと」と入力して検索するぐらいです。


また、以前の記事フィルターバブルという言葉を調べましたが、

検索できたとしても、検索サイトのロジックにより、限られたページしか見つけられません。


よく、池上彰さんや齋藤孝さんが大きな本屋さんに行く話を聞くのですが、

本屋に行けば、いろんなコーナーに足を運ぶだけで、

今まで見たことのないジャンルの本の表紙が見えるので

「強制的に」情報が入ってきます。

立っているので頭の回転もよい状態で情報が入ってくるので

強制的に知識をつけるためには本屋は最適な場所だったんですね。

ちょっとした立ち読みで、タダで新しい情報が手に入ります。


しかし、私を含め、近くに大きな本屋がない方も多いと思います。

Amazonの試し読み機能を使えば同じことができるような気がするのですが、

Amazonの検索機能で入力する文字は自分で打たないといけないし

レコメンド機能も自分の過去の閲覧履歴をもとに出てしまうので

どうしても「新しさ」は無くなってきてしまいます。


どうしたものかと思案していたところ、dマガジン がありました。

これで、普段「絶対見ない」と思うものを、画面スクロールしながら探すのです。

例えば昨日見つけたのはこれ



「今年のジャパントラックショーはいつ開催されるの?」そんな声が聞こえ始めてきた。

なかなか聞いたことがないのですが、トラック関係者の方々ではあるようですね。

あまりに内容が自分の知っている世界とかけ離れすぎてしまうと

頭に入ってこないので、自分がわかる内容を必死で探します^^;


現役ドライバーの「声」で綴る トラックドライバー通信

お題 省エネ運転していますか?

は、この雑誌の中でも一番読みやすく、トラックドライバーの方のエコ運転に関する様々な体験談を見ることができます。

知らなかったのは、エコ運転を学ぶため、いすゞディーラーの講習会で、実際に隣にディーラの方を乗せて、「止まる時はシフトダウンして減速してはいけない」などの指摘を受けているそうです。

他にもトラック事故が発生すると「トラック」=「悪」の構図ができてしまうが、それはおかしい!などもあり、普段は知らない世界が体験できました。


後は、ブラインドタッチ殺法 です。

dマガジン のホーム画面で目をつぶって、画面を上下左右にスライドして

適当なところでタップします。

なかなかうまく雑誌を選択できないのですが、何度か試すと

今まで見たことのない雑誌を選択できます。

私の場合はこれでした。



子供用の雑誌ですが、パラパラめくっていくと

カンカンカンおとがなる ふみきりだいすき

で、踏切の装置の紹介

「けいひょう」ってご存じですか?

私は知りませんでした。



dマガジンを使って、気軽に新しい知識を身に着けて

頭を柔軟にしていきたいですね。

もしよろしければ皆さんもつかってみてください。



2022年3月17日木曜日

知らなくて損した、、、

 空腹のときのほうが、いろいろ頭が働く気がする。


と思ったら、以前の記事でご紹介した、「海馬 脳は疲れない」でも書かれていました。


生命の危機が脳をはたらかせる

偏桃体や海馬をいちばん活躍させる状況は、生命の危機状態です。ちょっと部屋を寒くするとか、おなかをちょっと空かせるという状態は、脳を余計に動かします。(P215)


もっとはやく教えてくれていれば、おなか一杯食べなかったのに、、、、


自分の唯一無二の脳、もうこれ以上良くならないと思っていたけど

使い方次第では、そのパフォーマンスがちょっとだけかもしれませんが、上げられることがわかり、よかった。。。

学生時代に知っていれば、もうすこし人生変わっていたのかな、、、



2022年3月16日水曜日

もっと早く見ればよかった 「海馬 脳は疲れない」

タイトルが良くない!

本当に素晴らしい「頭の使い方」を紹介してくれているのですが、タイトルからはその内容が想像できなかった、、、


・ストッパーを外すと成長できる

・30歳を過ぎてから頭は良くなる

・脳に逆らうことがクリエイティブ

・「これが他人の悩みだったら」が、悩みを解決するコツ

etc.


挙げだすととキリがないぐらいいろいろ紹介されているのですが、、、

タイトルからは想像できないし、副題の「脳は疲れない」も、確かにそうで

本を見ていくと、実際に疲れるのは「目」で脳のを私たちは誤解しており

正しく理解することが「頭がよくなる」ことにつながる、とあるのですが、、、


タイトルで分かりやすくすると、、、、


頭の良い使い方・勉強法を薦めるDaigo氏の超勉強法などはわかりやすいタイトルですよね。


副題も

・先生に教わったやり方を根底から覆す

・科学的なメソッド35

・すべて試験で効果抜群


何を書いているか想像でき、役に立ちそうです。


海馬 脳は疲れない」も、素晴らしい脳の使い方の紹介や、今までにすごい「頭の良い人」の例がたくさん出てきて、何度も目から鱗が落ちました。


もっと別なタイトルにすればいいのに、、、

・本当に「頭が良い」とは何なのか

・「脳の使い方」間違っていませんか

・糸井重里の「頭がいいって何ですか」

・「つながりの発見」本当の脳の使い方


ああ、いろいろおもいつく、、、

もったいない、、、

2022年3月14日月曜日

昔の本からでも、今の自分に参考になるものはないか

 と、思って、図書館で本を探してみた。

どれも有名な本ばかり




GAFAの経営陣を育て上げた、ビル・キャンベル という人の本。
AppleのCMアイデアを、経営陣がNoといっているのに「だしちゃえ」と言って、本当に出しちゃって大成功。

こんなのできないよ。






社団法人行動科学マネジメント研究所所長の著者が、アメリカで行動科学を学び日本に広げる。

「具体的な行動を教える」。
→人間の行動原理を理解する。望ましい結果が得られれば人は行動を繰り返す。

そういえば、自分は、人に仕事を依頼するとき、具体的ではなかったか。。。

他にも、、、

できるひと、売り上げの高い店舗の良い部分を分析し、それを具体的な行動に落とし込み
みんなが実践できるように働きかける。
なるほど、これなら確かに会社は成功していく。

・・・リモートワークになり、「できる人」を観察しずらくなってきた。
参考にはなるが、これからどう実践していくか悩ましい。






コピーライターとして一線で活躍してきた糸井重里氏が、会社経営をするうえで、大切だと思ったことを、会話形式で紹介していく。

ほぼ日手帳については、もともと自社サイトでしか取り扱ってなかったが、社員の一人が、「ロフトで売れたらいいな」と言って、それが実現。最初は500冊ぐらいと思っていたが、最後には1万7000冊納入。

手帳を売るつもりは自分にはないので、どう参考にしてよいか不安になってきたが

うまくいっている会社では、立ち話から次のアイデアが生み出されていく。アイデアの種をまく気にさせるわけです。そんな環境が大事なのかなと思っています。(p99)
そういえば、リモートワークになって「立ち話」ができなくなってきたな。

このあたりからなら、自分で何かできそうな気がしてきた。
やる気も重要だが、環境も大事だし、よい「アイデア」がでてくるかどうか。



まだもやもやしていますが、自分なりに何か答えを出していこうと思います。

2022年3月7日月曜日

【偏差値】結局重要なのか?




「成功への物語」茂木健一郎氏
の記事をみました。

日本が停滞している要因の一つが「偏差値教育」であり、これを解決しないといけない、とあります。

校風や伝統などではなく、偏差値という単純な数字で学校を測ろうとするのはナンセンスだ。

茂木氏は学校に講演に行くときにその学校を調べようとすると、いつも「偏差値」というキーワードも出てきて辟易しているようです。

アメリカの大学入試には、偏差値はなくて、ハーバードは、しいて日本風に言えば、共通テストの点数がどんな偏差値でも合格する可能性のある「Fランク大学」だと日本の高校生に伝えると、みんな驚く。

 

超一流のハーバードが、偏差値を重視していない、と知ることができた学生は
いま学習してきたことの意味を考え直す良い機会になるかもしれません。


しかし

「偏差値」以上に重要と思われる「プロジェクト型学習」という、さまざまな課題に取り組む学びの形式に、多くの日本の学校が対応していません。

先端教育をしている学校も紹介してくれていますが、
そこには入れる子供はごくわずか。

さらに、そこに入って得た経験・知識が、日本で通用するかは未知数です。

「アメリカとか海外に行けばいいじゃないか」

と思うかもしれませんが、生活費をどうするのか、
とても一般の人がすぐに手に入れられるような教育ではないと思いました。

では、日本で生活することにしましょう。

でも、「プロジェクト型学習」の先は、いわゆる一流大学・一流企業 ではなく起業。

それを「よし」と思う大人はまだ少ないです。

誰もやったことがない。安定しない。

それよりも「ちゃんと勉強しろ」といいたくなる人が出てきます。

もちろん、それは誤りで、聞く耳持たず、で過ごせればいいのですが、

本人はもちろん、ご家族にも同様の声がかかってくると思われるため

そういったことを気にしてしまう人は、あらかじめ心の準備も必要ですね。


別な意味では、実は「偏差値」は重要な指標だ、という方もいらっしゃいます。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち の新井 紀子氏 です。

「偏差値」の高い人は、教科書を正しく読むことができる、ということです。


小学校で、算数の文章題を解けない生徒がいましt。あ

『(問題で)何を聞かれているかわかる?』

と聞いても答えられないそうです。

『図にしてみたら』

と言ってもできない。

意味が分からない問題なので、図にも書き表せないのです。


ビジネスでは、情報が重要になってきます。

世の中の情報を集め、正しく理解して行動することが大切ですが、

「偏差値」が低いひとは、情報をせっかく集めたとしても

正しく文章を理解できないので、誤った判断、

もしくはそもそも見なかったことにする、などが発生するでしょう。

もちろん、小学校も中退しても立派な経営者になった
松下幸之助氏のような方もいらっしゃるので、偏差値がすべてではないのですが、
偏差値をすべて否定することもなさそうです。


まとめ

近くで「プロジェクト型学習」を実践している学校があれば、
そして、親子とも、
「偏差値教育はよくない!周りに何と言われようとも、もっと大切なことをやるんだ!」
と考えることができれば、やるのがいいと思います。

そうでない場合は、「プロジェクト型学習」を体験できるまでは
読解力の向上のため、日々読書などをするのが良いのではないでしょうか。


dマガジンだと、読み放題の雑誌の一つにプレジデントも入っているので
気軽に読めていいですね。

もし何冊も本を買っていられない!という人は、こういったサービスをお子様にも
使ってもらうのが良いのではないかと思われました。




2022年3月5日土曜日

【野田クリスタル】自分のプログラミングの書評がダメダメだ

 


野田クリスタル氏の本を紹介した記事を書いたのですが、

あまりにもくだらない記事に自分自身に腹が立ちました。


当たり障りのない表現で褒めるだけの書評。


こんなもの書きたかったんじゃない。


ゲームって、作ったことがないと「作ってみたい!」という思いがあります。

とくに、ゲームを遊んでいるだけの子供にとっては

ゲーム作ることができる、というのは、とても憧れる、相当かっこいいことだと思います。


しかし、どうやったらできるかわからない。

学校だって教えてくれません。

そんな時、表紙に何か戦うポーズをとっている男とゲームらしき画面、

そして「こんなゲームが作りたい」というタイトル。


『よし、この本を勉強してゲームクリエイターになるぞ!』


と意気込む小学生がいるのではないでしょうか。

いろんなプログラミング書籍がありますが、

「熱意」も伝えてくる本はなかなかありません。

野田氏のファイティングポーズが、小学生の心に火をつけたのではないでしょうか。


他に、プログラミングを扱う内容ですごいと思ったのは、だいぶ前の書籍ですがこちら。



学生時代から、プログラミング雑誌の連載をしながら、途中でMicrosoftから仕事を依頼され、いろいろあって今は株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO。


プログラミングが好きな著者の自叙伝ですが、プログラミングができると

本当にいろんなことが起きるんだな、と思う一冊。


タイトルのもとになったのは、有名すぎるこの一冊



泣く子も黙る「空手バカ一代」

もう小さい子供はついていけない世界ですね。

熱い世界です。

この熱にあやかった名前に、つい手に取った人も多かったでしょう。

とりあえず、ゲーム作成は「熱意」が大事です。

野田氏の本は、それを気づかせてくれた、という意味で

とてもためになりました。


野田クリスタル氏の本のゲーム自体は、プログラムができる人からすると

大したことないものばかりかもしれませんが、

少なくとも、この本を手に取り

「ゲームつくってやるぞ!」

と意気込む小学生が想像でき、自分も頑張らなくては、と気が引き締まる思いです。


自分も何か作ってみたいと思います。





2022年2月24日木曜日

Daigoさんの「超戦略ノート術」を見た

 


Daigoさんの書籍は時々見るのですが、まだ見てなかった

「超戦略ノート術」

を見ました。


大きく分けて

1.オリガミノート

2.チャンク化ノート

3.WOOPノート

4.後方プランニングノート

の4つのノートの書き方を紹介されていたのですが、

自分的には

1.オリガミノート

でした。

本や仕事で得た知識をまとめ上げるのに、絶大な効果がありました。

ほかの

「チャンク化ノート」
は、1.に集約できそうな気がします。


「3.WOOPノート」

は、「理想の一日のスケジュール」を書く必要があり、実際書いてみたのですが、「理想的な一日」の実現がほぼ不可能で、それが実現できない毎日に嫌気がさしてしまい挫折。

「4.後方プランニングノート」

は、最終的な夢からの逆算がどうしてもできずに挫折。

でした。

最終的に残った1.も、まだまだ課題(メモする領域が狭い)はありますが
今後も使えそうです。

でも、人によっては2~4が合う方もいらっしゃると思います。
なにより、パソコン生活で、ほとんど紙のノートを書く機会のない方は、
まずノートで書く習慣をつけると、ほかの人と比べて
学習効率が高まるかもしれません。

コロナでオンラインによるやり取りが増え、ますますハードのノートを利用する機会が減っていると思いますが、逆にアナログなノートの力も大いに借りて
成長したいですよね。

この本に興味のある方は、学習意欲の高い方が多いと思いますので
ぜひこちらの本をもとに、学習効率を高めてもらえるのではないかと思われました。

先ほどの1~4以外にも、最後の章に、5つもの別なノート術が書かれております。
全部で9個の書き方があるので、どれか自分に合うものもきっと見つかるのではないでしょうか。

2022年2月22日火曜日

アンジャッシュに学ぶ「才能が無くても第一線で活躍する方法」とその弊害

 


Flash 3月8日号を みていたら気になる記事がありました。


児嶋一哉 直撃に明かさなかった胸の内

「渡部バブルよ、もう一度」


内容としては、不倫騒動で活動自粛していた渡部氏が復帰し、「アンジャッシュ」として2人で活動再開するにあたり、児嶋氏の周りの環境や心境を雑誌記者が想像しながらまとめたものです。

dマガジン の対象です。

あまり普段は見ないのですが、

読み放題だと思って気軽に見ていました。


児嶋氏は渡部氏が不在の間も芸能活動を続けられていました。

不在直後は同情心から仕事が舞い込んできて、仕事もいっぱい来た時があったそうです。

ただ、児嶋氏自身


「俺、もともとおもしろくもないし才能もないんだよ」

「(セリフが決まっている)役者をやりたい」


という後ろ向きな発言をされています。


激動の芸能界、しかも熾烈を極めるお笑いの世界に身を置きながら、この後ろ向きな発言。

でも逆に考えてみると、そんな方でも第一線で仕事をされている方がいる、という状況がとても不思議でした。


考えてみると、児嶋氏一人の力では、ここまで有名にはならなかったでしょう。

渡部氏の影響が大きかったと思います。

能力の違う2人が一緒に活動することで、1人ではできない仕事ができ、周りへ影響力もでてくる例でしょう。

そして、児嶋氏が意図せず、ここまで有名になった、と。

児嶋氏が苦手な部分が、渡部氏は逆に得意。

その逆もある。

とすると、お互いが得意な部分をやることで、「アンジャッシュ」単体としては

得意な部分だけが出ていく。


これは、私たち民間のビジネスパーソンにも当てはまる部分があるのではないかと思いました。


技術面が得意な人と、ビジネス面・交渉面が得意な人が組むと、仕事がどんどん取れたりするケースはあります。

例えば自動車・バイクで有名なHONDAの本田 宗一郎氏 と 藤沢 武夫氏ですね。

※Googleで「本田宗一郎 パートナー」と調べたら、藤沢氏が直接出てきてびっくり。



他にもたくさんの例がありますが、自分事となると、なかなか理想的なパートナーは出会わないもの。

そんな時は「本」をパートナーにする方法もあります。


大学教授であり、コメンテータとしても活躍されている齋藤孝氏。

何も研究が進まず苦しんでいた時があり、ゲーテの著作をみて、自分の役に立つことが書いてあることがわかると「むさぼるように」読んでいた「ゲーテとの対話」という本があり、それをわかりやすく紹介してくれる本がこちらです。



座右のゲーテ p5

私は『ゲーテとの対話』に二度目に出会ったことによって、根本から発想転換することができた。 


本好きの齋藤氏ですら、2回目の読書で気づくというものではありますが、

たとえ本でも、その人の考え方や人生を変えうる力があります。


直接、今の時代の優れた人と会える機会のある方はどんどん会っていいと思いますが、

そんな交友関係がみんなあるわけではありません。


そんな時は、昔の偉人に触れることができる「読書」により、

自分に欠けていたものを補えるのではないかと思いました。


また、読書によって、自分に欠けていたものを補う場合は、自分自身の成長につながります。


人がコンビを組むと、確かにすごい力が出ると思います。

生涯のコンビになってくれそうな人が若いうちから出会える人は幸運です。

ただ、児嶋氏のように、自分が望む以上の人気によって疲弊するような事態にもなりえます。

そして、大多数の人はなかなか出会えないと思います。(残念)


その時がくるまで、いや、その時がこなくても、

読書により自分を高めることはできます。


生涯のコンビがいなくても、

ゲーテのように、第一線で活躍して歴史に名を刻めるような人になれる例もあるので

あきらめずに読書を続けたいと思います。

2022年1月13日木曜日

雑誌で質の良い日本語を取り入れよう




ニューズウィーク日本語版の12月28日 1月4日合併号をみてたら、以下の記事を見つけました。


Tokyo Eye の特集記事 
日本の雑誌は私の「教材」だった

これについていろいろ思うことがあったのでまとめてみたいと思います。



教材としての雑誌


記事の概要


著者は、学生時代に背負子(しょいこ)と呼ばれる駅の運搬具を使い、早朝から雑誌を運ぶバイトをされていた苦学生。

その最中に無料で読めていた雑誌の数々は、日本語能力の向上に役立ったと仰っています。

とても嬉しい。

また、雑誌に対する「質の高さ」についても記載されています。

雑誌の記事は、そのほとんどがきちんとした取材や調査に基づいた信頼たる内容で、文章はこなれていて校正もされている。内容はおろか、日本語すら怪しいネットニュースとは一線を画すものだ。


知り合いのなかには、「情報はネットニュース見ればいいじゃないか」と言って何の疑問も持っていない人がいました。残念ですが、日本語が怪しいネットニュースが当たり前になっている世の中になっているのかもしれません。

最後に


衰退が叫ばれる今の日本の雑誌だが、まだまだ存在意義は大きいと思う。ネット情報との差別化を図りつつ、生き残りを測ってもらいたいと願うのは、何もノスタルジックな気分からだけではない。


と締め括られています。

質の高い雑誌が、日本人の日本語力、考える力の源になっているのに、それがなくなるのはもったいなさ過ぎます。それでも、雑誌社の未来は厳しいと思います。

著者のように、室の高いコンテンツを望む方々であれば、ニューズウィークのような雑誌は需要かがあるでしょう。

知識人との戦いでも、ニューズウィークは戦える武器にもなり得ます。

「質の良い」日本語がわからない日本人


でも、日本人の大半は、「質の高い日本語」は求めていません。いや、正確には「質の高い日本語が良い、と気付けない」のかもしれません。


には、様々な日本の子供の言語能力の問題点を見つけてくれていて、そもそも、子どもたちは、文章を正しく読むことすら、できない子が多いらしいのです。そして大人も。

そして、自分が間違って「理解」していることすら気付けない状態です。

こんな状態では、質の高い日本語を提供していても、ごく僅かの子どもたちにしか認識されない雑誌になってしまいます。

今後の対策

ではどうすればいいのか。

すくなくとも、巷のネットニュースと同頻度まで露出して、みんなの目に触れてもらう必要があります。

目に触れてもらわないと、戦いのスタートラインにすら立てないからです。

ここで明るい兆しも見つけました。

実はこの雑誌を見たのはドコモが提供する dマガジン で見かけたものです。

ニューズウィークを見た理由は「他の雑誌にはない、優れた記事があるのではないか、という期待感から」でした。

店頭で買おうとすると、480円から490円。

それほど高くはないかもしれませんが、「そんな大層な雑誌を買って本当にみるの?
みるの?」という、他人からも、もしかしたら自分自身も思われてしまう雑誌です。

しかし、読み放題サービスでは、気軽に読めます。

この敷居の低さはとても素晴らしいと思います。

それても残る問題点

紙媒体に比べ、格段に手に取りやすくなった状態ですが、それでもまだネットニュースのみを見ている人にとっては、ニューズウィークを手に取ることは少ないと思います。

なぜか。

実際に見てみても、そんなすぐには「質の良い記事」はわからないと思うのです。

実際に読んでみます。

まず最初に「Perspectives」という、漫画で今の世界で起こっていることをわかりやすく説明してくれる記事がでてくるのですが、正直あまりおもしろくない

まだ新聞のコボちゃんのほうが見る人は多いでしょう。

社会で起こっている問題を鋭く描写していると思うのですが、つかみが弱いかも。。。。


ではどうすればよいか


しかし、このページも含め今後の各記事も、実際に現地の国で取材を行った上、何人もの人が内容をチェックして吟味されたもののはず。

それぞれの記事の内容も確度が高く、日本語の文体や言い回しは、日本人にとっても勉強になるものでしょう。ニューズウィークを見ずにネットニュースばかり見るのはもったいない!

ではどうすれば、ニューズウィークを活用することができるようになるのでしょう。

「ほかの人と話をするときの強力なネタにできる」

ビジネスパーソンであれば、上司や同僚、部下と話をするとき「ニューズウィークで見たんだけど、、、」という枕詞とともに会話をすると、見る目が変わると思います。きっとニューズウィークを見ている人は、日本語版でもそんなにいないはず。

出世や発言力にも影響してくると思います。

主婦や学生についてはどうか。

ママ友、学校の友達に「ニューズウィークでみたんだけど」もいいけど、ちょっとお高くとまった感じがします。

もともとニューズウィーク日本語版は、海外の情報を、国内メディアと異なる視点で冷静に、深く、多角的に捉えることができる、という強みがあるようです。


第一線で活躍するビジネスパーソンや論壇、政府関係者など政財界の要人から高く評価されています
ということで、残念ながら主婦や学生向けには書かれていない模様です。

しかし、最終的に第一線で活躍する人になりたい学生や、自分の子供がそうなってほしい親御様であれば話が違います。

ニューズウィークを普通に読めるような状態にまで持っていく必要があります。

ではどうやって読めばよいのでしょう。

読んだ後の自分の姿を想像する

第一線で活躍する人が読む雑誌です。すべて読んで内容を把握すれば、少なくともその辺にいる周りの人や友人よりも、「世界」を把握できるでしょう。

また、国内メディアが取り扱っていない記事、観点は、他人と異なる、質の良い発想につながるでしょう。

他人に話して違いを見せつける

読むだけではもったいない。

他人に話して、アウトプットすることで、雑誌を読んだ価値が高まります。

恐らくニューズウィークで取り扱う記事は、どれをとっても国内メディアが取り扱っていないので、逆に最初は自分に興味のある記事だけ見ればいいのです。

私も見つけてみました。

・テクノロジー ITの巨人たちと政府の戦いが始まる
・風刺画で読み解く「超大国」の現実 乱射魔の息子を生んだ仰天教育
・人生相談からアメリカが見える 友人や子供の友達にプチ旅行をおごりたい


テクノロジー ITの巨人たちと政府の戦いが始まる

→ヨーロッパでは、グーグルやアップル、フェイスブック、アマゾン(GAFA)が行っているデータ収集とその利用・運営方法について捜査している。自社のECで有利になるような運用・消費者データ不適切収集、脅威になりそうな会社の買収で競争阻害を行っているのではないか、という疑いがあるということです。今までにEUは反トラスト法(独立禁止法違反)で100億ドル近くをグーグルに制裁金として支払わせているようです。
気になったのは日本で、独立禁止法はあるけど、そんな高額な制裁金を課したのは聞いたことがありません(もしかしたら知らないだけかも)
私にとって重要だったのは、「日本でも同様の動きがあるかも」という気付きを得られたことです。今までの私は、このような話題を振られても何も回答できなかっただろうし、超巨大企業が独立禁止法に対応するために動くことは、多少なりとも仕事にかかわってくると思われました。例えばGAFAの中のサービスで、他社を制限するような仕様や制限があった場合、それがなくなって便利になったり、もしくはその動きに合わせてシステムの切り替えや変更が発生することが見込まれるからです。でも客先や上司との会話で「EUの反トラスト法がまたやりましたね」なんていうと、ちょっと勇み足か。

風刺画で読み解く「超大国」の現実 乱射魔の息子を生んだ仰天教育

→お笑い芸人でもあるパックンが担当された回です。
乱射事件を起こした子供の親がまずクリスマスプレゼントに銃をプレゼントしています。日本人では考えられないですが、それはとても多いことのようです。しかし、その後がまずい。ピストルや弾丸、出血した死体などの絵、そして「考えるのを止められない。助けて」の文章が見つかり、親が緊急呼び出しを受ける。しかしその後、銃を持ったままの状態で学校に送ってしまう!
そして実際に乱射事件が起きたあと、それを聞いた母は、息子に安否確認ではなく「イーサン、やらないで」、そして父は乱射しているのは自分の息子かもしれないと警察に連絡したそうです。

普通であれば怒ってもおかしくないところですが、この記事の著者のコメント

クランブリー夫妻、悪い親グランプリを取れそう。
経済大国、世界1位の国では子育てに問題があると、日本以上に問題が大きくなるようです。経済的に豊かな国でも、子供の子育て問題はあるんですね。


・人生相談からアメリカが見える 友人や子供の友達にプチ旅行をおごりたい

→読売新聞の「人生案内」が好きです。ネットでも読めますが回答者の回答がみれない、、、回答者の親身な回答、子気味な回答が楽しみです。
 海外版「人生案内」はどうでしょう。

私たち夫婦はそれぞれ高給の仕事についていて、町の平均所得の10倍の収入があります。(中略)車で数時間の観光地に短期滞在するなどミニ旅行をしています。そこで友人たちや、子供たちの友達を招きたいのですが(そのほうが楽しいので)、よその家庭は同じレベルのお返しができないからと、招待を受けるのを躊躇するのではないかと思います。そんなことは全く期待していないのですが、相手に気まずい思いをさせすに、誘いを受けてもらうにはどうすればいいでしょう。
狙って書いてきたかと思うほどの、一般人の心を逆なでするような内容です。
自分が高いところにいて、一般人を見下していることがわかっていないご様子の投稿者。
自分が楽しいので、旅行プレゼントを受け取ってほしい、と。
これ以上書くと冷静でいられなくなりそうなので、ニューズウィークの人生相談員の回答を見てみます。

夕食をおごるのと、休暇を「おごる」のとでは訳が違います。まずは小さく始めましょう。例えば、遊園地のプラチナパスを入手したから、いっしょに行けるなら無料で上げると申し出ます。相手が躊躇したら、彼らとの友達関係を大切に思って、ぜひ一緒に楽しみたいのだと伝えましょう。そして一緒に遊園地に行くことになった時、彼らが昼食代を負担するとか、みんながジェットコースターに乗っている間に子供たちを見ているなど、お礼の気持ちを示そうとしたら、快く受け入れましょう。(中略)

完璧だ

具体的な例も出して、というかもうこの案で行ったほうがいいぐらい。
招待された人がお返ししてくる可能性も気づき、「投稿者はきっと断っちゃう。ちゃんと受け入れるように言っておかないと」というフォローもばっちり。

日本でこのような人はいるのかな、、、海外だけなのか。
でも「本当にお返しを求めないプレゼント」をどうやって渡すのか、は日本でも難しい問題ですね。


最後に

ニューズウィークは、中国やアメリカ、ヨーロッパ・中東など、様々な国と地域のニュースを扱いますが、どれも身近な内容ではないので読んでいてもわからない事ばかり。
しかし、わかる記事もあるので、まずそこから見るようにして、少しずつ海外のニュース記事をみるよう、時間をかければ少しずつ慣れていけそうです。
幸い、dマガジン であれば、過去のバックナンバーも気軽に見ることができるので、2か月ぐらい前の記事も簡単に見ることができます。

もし、暇な時間にネットニュースやYoutube,漫画などを見て、「時間無駄にしちゃったな」と思われる方がいれば、ぜひ dマガジン でニューズウィークを読んで、質の良い日本語をどんどん読んでいきましょう。