2026年7月18日土曜日

【復活】iPhoneのOSアプデ中に電源を切ったら無限ループに!「0x80090326エラー」を乗り越えて復旧させた全手順


 


先日、iPhone(SE第3世代)のOSアップデートが終わらないことに焦り、途中で電源を落としてしまうという大失敗をやらかしました。


再度電源を入れたところ、「ホームボタンを押すと一瞬だけパスコード入力画面が出るが、1秒未満ですぐに消えて最初の画面に戻る」という絶望的な無限ループに突入。指紋認証(Touch ID)も全く受け付けません。


ネットで調べてもなかなか同じ症状が見つからず、かなり冷や汗をかきましたが、紆余曲折を経て無事に自力で復元(初期化)に成功しました!


今回は、この絶望ループから脱出した手順と、途中で遭遇したiTunesの謎のエラーの回避方法をまとめます。同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。


結論:何が起きていたのか?

OSアップデート中に強制終了したことで、認証系や画面描画を管理する内部システムファイルが破損し、「クラッシュ→自動再起動」の無限ループに陥っていたようです。


端末単体での強制再起動は効果がなく、パソコン(iTunes)に接続して「リカバリーモード」からシステムを入れ直す(復元・初期化)ことでしか解決できませんでした。


復旧へのロードマップ

ステップ1:iPhoneを「リカバリーモード」に入れる(超重要・タイミングがシビア)

端末のシステムが暴走しているため、普通に繋ぐだけではパソコンがiPhoneを認識してくれません。強制的にパソコンと通信させる「リカバリーモード」に入れます。


【iPhone SE第3世代での手順】


パソコンとiPhoneをUSBケーブルで繋ぐ。


音量を上げるボタンをポンと押してすぐ離す。


音量を下げるボタンをポンと押してすぐ離す。


電源ボタン(サイドボタン)を「これでもか」というくらいずっと長押しする。


💡 ポイント

途中で「電源オフスライダ」や「Appleのリンゴマーク」が出ても、絶対にボタンを離してはいけません。 画面に「パソコンとケーブルのイラスト」が出るまで押し続けるのが成功のコツです(15秒以上かかります)。


成功すると、パソコン(iTunes)側に「アップデートまたは復元」のダイアログが表示されます。今回は移行先にデータがあったため、確実性を重視して「復元(初期化)」を選択しました。


ステップ2:iTunesエラー「0x80090326」への対策

ここで次の壁が立ちはだかりました。

iTunesが復元用のファームウェアをダウンロードしている最中に、「不明なエラーが発生しました (0x80090326)。ネットワークの設定を確認してください」と出て中断されてしまうのです。


このエラーはiPhoneの故障ではなく、「Windows(iTunes)とAppleのサーバー間の暗号化通信がうまく確立できていない」ときに出るエラーです。


OS標準のセキュリティソフトを疑いましたが、我が家の環境で一発解決した対策は「ネットワークの切り替え(テザリング)」でした。


対策:パソコンのWi-Fi接続先を、別のスマホの「テザリング(インターネット共有)」に切り替える。


ルーターのセキュリティフィルターやプロバイダの制限が原因だったようで、テザリングに変えた途端、エラーが出ずにダウンロードが進むようになりました。


ステップ3:「15分の壁」と格闘しながらダウンロード完了を待つ

iPhoneのリカバリーモードは、安全のために15分経つと自動で解除され、元の不具合画面に戻ってしまう仕様になっています。


ファームウェアのダウンロード(数GBあります)には30分以上かかるため、途中でiPhoneが通常画面に戻ってしまいますが、これは正常な挙動なので焦らなくて大丈夫です。


パソコン側でダウンロードが進んでいるのを確認したら、iPhoneを一度PCから外してコンセントでしっかり充電しておく(充電切れ対策)。


パソコン側のダウンロードが完了したら、iPhoneをPCに繋ぎ直す。


もう一度だけ「ステップ1」のボタン操作を行い、iPhoneを2回目のリカバリーモードに入れる。


これで、すでにダウンロード済みのデータを使って、待たされることなく一気に「復元(初期化)」が始まります!


※注意

リカバリーモードの実行や数GBに及ぶデータ転送は、途中で接続が切れると完全に端末が文鎮化するリスクがあります。百均などの充電専用ケーブルではなく、必ずデータ転送に対応した信頼できるケーブルを使いましょう。


まとめ

無事に復元が終わり、画面に「こんにちは」が表示されたときは本当にホッとしました。


今回学んだ教訓は以下の3つです。


OSアップデート中の電源オフは絶対にダメ(システムが消滅する)


リカバリーモードの電源ボタンはリンゴマークが出ても離さない


iTunesのエラー 0x80090326 が出たらテザリングを試す


もし同じように「パスコード画面が一瞬で消えて詰んだ!」という状態になっている方がいたら、まずはパソコンに繋いでテザリング環境でのリカバリーモードを試してみてください!

2026年4月30日木曜日

【遠隔サポートの罠】実家のネット不通。犯人は「地球儀」と「思い込み」だった

先日、遠方に住む父から「朝は普通に使えていたのに、急にインターネットができなくなった」と連絡がありました。

すぐに駆けつけられない距離。電話越しに状況を聞き出し、原因を特定して解決に導く……。まさにエンジニアとしての腕が試される「遠隔トラブルシューティング」の始まりです。

結果から言うと、原因は拍子抜けするほど単純なものでしたが、そこに辿り着くまでには「実家サポート特有の罠」が潜んでいました。

 罠1:「スマホは使える」という証言の盲点

まず状況を切り分けるため、父に「スマホでネットは見られる?」と確認しました。

返ってきたのは「スマホは普通に使えるよ」という力強い言葉。

ここで私は、「親機(ルーター)や回線自体は生きている。パソコン側の個別の問題だな」と推測しました。……が、これこそが最初の罠です。

スマホは、Wi-Fiが死んでいても「4G/5G(携帯回線)」で繋がってしまいます。

親世代にとって「ネットが繋がる」という状態はひとつ。それがWi-Fiなのか、キャリアの電波なのかを区別していないケースが非常に多いのです。「スマホが繋がる=家のWi-Fiが正常」という証明にはならない。この意識が、遠隔サポートでは生死を分けます。

罠2:「いつもと違う」を見逃さない

次に、パソコン画面の右下にあるネットワークアイコンを確認してもらいました。

「いつもの扇形のマーク(Wi-Fi)が出ている?」と聞くと、返ってきた答えは「見たこともない『地球儀』みたいなマークになっている」とのこと。

Windowsユーザーにはお馴染みの、インターネット未接続を示すあのマークです。

さらにその場所をクリックしてもらうと、画面には非情なメッセージが出ていました。

「Wi-Fiがオフです」

原因が確定した瞬間でした。ルーターの故障でも、回線の切断でもなく、パソコン自身のWi-Fi機能が眠っていただけだったのです。

### 罠3:「知らないうちに」が起きるキーボードの魔法

対応は簡単でした。

 1. 右下の「地球マーク」をクリック

 2. 「Wi-Fi」のボタンをポチッと押してオンにする

 3. 自宅のネットワーク名を選んで接続

これだけで、実家のネット世界は無事に復旧しました。

しかし、なぜ勝手にオフになったのか? おそらく、キーボードの「Fn(ファンクション)キー」と「Wi-Fiマークの付いたキー」を無意識に同時押ししてしまったのでしょう。

ノートパソコンには物理的に通信を遮断する「飛行機モード」や「Wi-Fiオンオフ」のショートカットが存在します。本人にその気がなくても、掃除中や入力ミスで「魔法」はかかってしまうのです。

遠隔サポートで大事だと思ったこと

今回、改めて痛感したのは「事実の切り分け」をいかに丁寧に行うかという重要性です。

家族が相手だと、どうしても

 * 本人の説明が主観的(「何もしてないのに壊れた」など)

 * 専門用語が噛み合わない

 * 「スマホが繋がるから回線は大丈夫」という思い込み

といった壁にぶつかります。確認を一つずつ、できれば「言葉」ではなく「アイコンの形」や「画面の色」といった、目に見える事実ベースで進めるのが解決への近道だと再認識しました。

もし、皆さんのご実家から「ネットが繋がらない!」とSOSが来たら、まずはルーターを疑う前に「右下に地球儀が出ていないか」をチェックしてもらうことをおすすめします。

意外と、世界を救う(ネットを直す)のは、ボタンひとつかもしれません。


2026年4月18日土曜日

【AI-900合格】実質2週間!最新Udemy問題集×Geminiを「相棒」にした最短攻略法




 4月からの大規模プロジェクトを控え、「今のうちにAIの基礎を固めておきたい」と考え、Microsoftの認定試験 AI-900(Azure AI Fundamentals) を受験しました。

結果、ちょっと危ないカテゴリもありましたが、実質2週間足らずの独学で一発合格。

今回は、あえて「動画学習」を捨て、「最新のUdemy問題集」と「AI(Gemini)」を相棒にして最短ルートで合格した勉強法を公開します。

 なぜ「動画学習」をやめたのか?

最近は動画教材が人気ですが、多忙なマネージャー職にとって動画には3つの弱点がありました。

 1. スピードが遅い: 理解している部分を飛ばしにくい。

 2. 場所を選ぶ: 電車内や家族がいるリビングで、音声を出しながら集中するのは重い。

 3. 検索性が低い: 「あの用語、なんだっけ?」と戻るのに時間がかかる。

そこで今回は、「テキストベースの模擬試験」と「AIへの質問」に絞った、徹底的な隙間時間活用スタイルを選択しました。

合格へ導いた「最強の相棒」教材3選

私が実際に使用した、2026年最新版対応の教材をご紹介します。

  【基礎固め】Microsoft公式学習ガイド(無料)

まずは公式の学習ガイドで全体像を把握しました。

 * 感想: 無料で網羅性は高いですが、日本語が少し機械翻訳的で、これだけで「腹落ち」させるのは少し大変かもしれません。

 【土台作り】Udemy:対策テスト4回+用語問題集

AI-900 / Microsoft Azure AI Fundamentals 対策テスト4回+用語問題集

 * 感想: 「まずは用語から」という初学者に最適。4回分のテストがあり、コストパフォーマンス抜群です。基礎体力をつけるのに最適でした。

 ③ 【総仕上げ】2026年版 模擬問題集(全6回)

【2026年版】AI-900 模擬問題集|生成AI・Copilot・Foundry完全対応|全問丁寧な日本語解説付き

 * 感想: 生成AI、Copilot、Azure AI Foundryといった最新範囲をがっつりカバー。本番に近い「手応え」のある問題が多く、仕上げにはこれ一択です。

 【本命】Geminiを「最強の家庭教師」にする勉強法

今回、私が最も強調したいのが、「Udemyで問題を解き、Geminiと議論する」というハイブリッド学習法です。

正直に言うと、Udemyの模擬試験の解説だけでは、「なぜこれが正解なのか?」がスッキリしない瞬間もありました。そんな時、私は Gemini にこう投げかけました。

プロンプト例:

「この問題の正解が『回帰』で、なぜ『分類』ではないのか。わかりやすく教えて。」


もっとわからないときは、udemy の問題自体をコピペして、

「以下はどう考れば良いか教えて

(問題文)」

として聞いていました。


Geminiは、私が納得するまで何度でも、時には表やコードを交えて解説してくれます。

 この「相棒」がいたからこそ、2週間という短期間で深い理解を得ることができました。


 本番の試験はどうだったか?

万全を期して挑みましたが、実際の試験では「初見の表現」もいくつか出現しました。

しかし、Geminiとの「対話」を通じてAIの設計思想(ロジック)が頭に入っていたため、慌てることなく消去法で正解を導き出すことができました。

単なる丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」をAIと一緒に突き止めるプロセスが、合格への一番の近道だったと確信しています。


 最後に

AI-900の合格後、バッジがCredly(デジタル証明プラットフォーム)に並んだときは、やはり嬉しいものです。

「AIを学ぶために、AIを使い倒す」。

この楽しさを、ぜひ皆さんにも体験してほしいと思います!

2026年4月4日土曜日

【Azure】接続文字列をコードに書かない!App Service環境変数とKey Vaultの使い分け

 

はじめに

AzureでWebアプリを開発している際、DBの接続文字列やAPIキーなどの「機密情報」をどう扱うべきか悩んだことはありませんか?

「ソースコードに直書きするのはNG」というのは共通認識ですが、いざAzureで管理しようとすると「App Serviceの環境変数(構成)」と「Azure Key Vault」のどちらを使うべきか、その境界線が分かりにくいものです。

今回は、私が実際に開発で「Key Vaultを使いたかったけれど、結局環境変数で対応した」という経験をベースに、それぞれの違いと使い分けのポイントを整理しました。

なぜソースコードに「機密情報」を書いてはいけないのか?

まず大前提として、パスワードや接続文字列をソースコードや appsettings.json にハードコーディングしてはいけません。

• GitHubなどのリポジトリ経由で漏洩するリスク

• 環境(開発・本番)ごとの切り替えが困難になる

この対策として、Azureには主に2つの逃げ道があります。

1. App Serviceの「環境変数(構成)」による管理

今回私が採用したのが、Azure App Serviceのメニューにある「構成(環境変数)」に値を設定する方法です。

メリット

• 設定が非常に簡単: Azureポータルからポチポチ入力するだけで即反映されます。

• コードの修正が最小限: .NETであれば Configuration["Key名"] で読み取る標準的な手法がそのまま使えます。

デメリット

• 閲覧権限の問題: Azureポータルの該当リソースにアクセスできる人なら、誰でも値が見えてしまいます。

• 共有ができない: 別のApp ServiceやFunctionsでも同じ値を使いたい場合、それぞれにコピーする必要があります。

2. Azure Key Vaultによる管理

本来、より高いセキュリティを求めるならこちらが本命です。

メリット

• 最高レベルの機密性: 値そのものを隠蔽でき、誰がいつアクセスしたかのログも残ります。

• 一元管理: 複数のサービスで一つのパスワードを使い回す場合、Key Vault側を更新するだけで全サービスに反映されます。

デメリット

• 設定のハードル: 「マネージドID(Managed Identity)」の設定や、アクセス権限(RBAC)の付与など、初見では少し難解な概念が登場します。

結局、どう使い分けるのが正解?

結論から言うと、以下のような基準で使い分けるのがスムーズです。


• App Serviceの環境変数(構成)で管理すべきもの

• アプリの動作設定(例:ログレベル、デバッグモードのON/OFF)

• 頻繁に変更する非機密なパラメータ(例:表示件数の上限、外部APIのベースURL)

• Azure Key Vaultで管理すべきもの

• 機密情報(例:データベースの接続パスワード、外部サービスのAPIキー)

• 証明書や暗号化キー(例:SSL証明書、署名用秘密鍵)

【Tips】「とりあえず動かす」から「理想」へのステップアップ

もし私のように「Key Vaultは難しそうで、今回は環境変数で済ませた」という場合でも、実は「Key Vault参照」という機能を使えば、後から簡単に移行できます。

App Serviceの環境変数に、直接値を入れるのではなく以下のような形式で記述します。

@Microsoft.KeyVault(SecretUri=https://myvault.vault.azure.net/secrets/mysecret/)

これなら、アプリのコードは1行も変えずに、裏側の保存先だけをKey Vaultに格上げすることができるのです。

まとめ:まずは「外に出す」ことが第一歩

Azure開発において、「Key Vaultを使いこなせなかった」というのは決して失敗ではありません。「ソースコードから機密情報を追い出した」という時点で、セキュリティレベルは大きく向上しているからです。

1. まずはApp Serviceの環境変数で「外出し」に慣れる。

2. 余裕が出てきたら「Key Vault参照」に挑戦してみる。

このステップで進めるのが、挫折しないAzure運用のコツだと感じました。


2026年3月29日日曜日

Azure DevOpsの無料枠「5人の壁」とは?知人のリーダーが悩んでいたコストと権限の話

 


1. 導入(設定の提示)

先日、別会社でチームリーダーをしている知人のエンジニアから相談を受けました。

『Azure DevOpsを使ってReposでソース管理を始めようとしたら、インフラ担当から開発メンバーは5人まで、管理者は1人という制限を言い渡された。これってAzureの仕様なの?それともうちの会社のケチなルール?』

という内容です。

2. 「5人制限」の正体は、Azure DevOpsのBasicプラン

結論から言うと、これは会社のケチなルールではなく、Azure DevOpsの標準的なライセンス仕様(Basicプラン)によるものです。

• 5人まで: Basicユーザーは5人まで無料。

• 6人目から: 月額料金(約$6〜/人)が発生。

知人のチームも、最初は『無料の範囲内でスモールスタートしたい』というインフラ側の意向があったようです。

こちらに詳しく書かられていました。

Azure DevOps の料金


3. 「管理者は1人」という運用の背景

さらに彼を悩ませていたのが『管理者は1人』という制約。

これはシステム上の制限というより、ガバナンス(統制)の側面が強いとアドバイスしました。

• Organization Ownerは1人。

• マスターへのマージやデプロイ権限を絞ることで、事故を防ぐ運用。

• ただし、リーダーとしてコード管理をスムーズにしたいなら、権限(Project Administratorsなど)を適切に切り分けてもらう交渉が必要かもしれません。

4. 解決策として提示したアドバイス

相談に来た彼には、以下の3つのチェックポイントを伝えました。

1. Stakeholder(ステークホルダー)の活用: コードを見ないメンバー(進捗確認のみのPMなど)は、無料枠の5人にカウントされず無制限に招待できる。

2. Visual Studio サブスクリプションの確認: もし既にVSのライセンスを持っていれば、その人は5人の枠を使わずにBasic機能が使える。

3. 役割の明確化: 誰がマージ権限を持ち、誰がリリースを承認するか。人数を増やす前に、この『交通整理』をインフラチームと握っておくことが重要。

5. まとめ

クラウドサービスは便利ですが、こうした『人数の壁』が突然現れます。

実体験(相談)を通じて感じたのは、開発効率とライセンス費用のバランスを、リーダーがいかに把握しておくかという大切さでした。