1.Azure App serviceが最高だと思ってました
「誰も使っていない夜中のサーバー代、もったいないな…」と思ったことはありませんか?
開発した社内ツールや個人開発のアプリ。便利に使っているけれど、ふとコスト画面を見ると、誰もアクセスしていない深夜や休日も律儀に課金が続いている。Azure App Serviceを使っていると、これは「当たり前」の光景ですよね。
でも、AZ-900の勉強をしていたら見つけてしまったんです。「リクエストがない時は料金をタダにできる」という、魔法のようなサービスを。
今回は、App ServiceからAzure Container Appsに乗り換えるだけで、どれだけコストが浮くのか、その衝撃の事実をまとめました。
2. 詳細な料金計算の比較
※ 料金は目安(東日本リージョン、2024年現在の概算)としてご覧ください。
前提条件
• アプリのスペック: 1 vCPU / 2GB RAM 相当
• 稼働状況: 平日9:00〜18:00(月20日)だけリクエストがあり、それ以外はアクセスゼロ。
• 月間稼働時間: * 稼働中:9時間 × 20日 = 180時間
• アイドル中(夜間・休日):550時間
A. Azure App Service (Basic B1プラン)
App Serviceは、アクセスがなくてもサーバーを維持するため、730時間フルで課金されます。
• 計算: 月額固定 約 $13.00〜$15.00
• 特徴: アクセスがなくても、常にこの金額が発生。
B. Azure Container Apps (消費プラン)
アクセスがない時間は「0」にスケールアウト(停止)させると仮定します。
• 稼働中の料金: * vCPU: $0.000024/秒 × 3,600秒 × 180時間 ≒ $15.55
• メモリ: $0.000003/秒 × 3,600秒 × 180時間 ≒ $1.94
• 停止中(夜間・休日)の料金: $0
• 合計: 約 $17.49 > あれ?高くなった? と思われるかもしれませんが、ここがポイントです!実はContainer Appsには、毎月の 「無料枠」 があります。
C. Container Apps(無料枠適用後)
Container Appsには、毎月以下の無料枠がついてきます。
• 無料枠: 最初の180,000 vCPU秒、360,000 GiB秒
• 実質コスト: このシミュレーションの規模(月180時間稼働)だと、無料枠を差し引くと 月額 数ドル(約$2〜$5程度) まで抑えられるケースが多いです。
3. 比較まとめ表
• Azure App Service (PaaS)
• Cost Model: Fixed Monthly Fee (固定料金)
• Nighttime Cost: Always On (夜間も課金継続)
• Key Strength: Easy setup for Web Apps (Webアプリ特化で管理が楽)
• Best For: High-traffic sites (24時間安定稼働が必要なサイト)
• Azure Container Apps (Serverless)
• Cost Model: Pay-per-use (使った分だけ秒単位課金)
• Nighttime Cost: Zero / Free (夜間停止で0円が可能)
• Key Strength: Scale-to-Zero (リクエストがなければ自動停止)
• Best For: Internal tools & Dev environments (社内ツールや検証環境)
補足:
App Serviceも手動やスクリプトで停止(Stop)できますが、プラン自体の料金(インスタンス予約代)は発生し続けるため、Container Appsのように「動いていない時は本当にタダ」というレベルにするには、プランの削除・再作成が必要で手間がかかります。
まとめ
個人でやる分にはコスパ最高のContainer Appsなのですが、お客様向けには、Webサイトを安全に運用するための機能が全部入りのApp serviceが良さそうです。そんなに甘くはなかったか、、、。でも、要件によっては使えそうなサービスと感じました。








