先日、iPhone(SE第3世代)のOSアップデートが終わらないことに焦り、途中で電源を落としてしまうという大失敗をやらかしました。
再度電源を入れたところ、「ホームボタンを押すと一瞬だけパスコード入力画面が出るが、1秒未満ですぐに消えて最初の画面に戻る」という絶望的な無限ループに突入。指紋認証(Touch ID)も全く受け付けません。
ネットで調べてもなかなか同じ症状が見つからず、かなり冷や汗をかきましたが、紆余曲折を経て無事に自力で復元(初期化)に成功しました!
今回は、この絶望ループから脱出した手順と、途中で遭遇したiTunesの謎のエラーの回避方法をまとめます。同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。
結論:何が起きていたのか?
OSアップデート中に強制終了したことで、認証系や画面描画を管理する内部システムファイルが破損し、「クラッシュ→自動再起動」の無限ループに陥っていたようです。
端末単体での強制再起動は効果がなく、パソコン(iTunes)に接続して「リカバリーモード」からシステムを入れ直す(復元・初期化)ことでしか解決できませんでした。
復旧へのロードマップ
ステップ1:iPhoneを「リカバリーモード」に入れる(超重要・タイミングがシビア)
端末のシステムが暴走しているため、普通に繋ぐだけではパソコンがiPhoneを認識してくれません。強制的にパソコンと通信させる「リカバリーモード」に入れます。
パソコンとiPhoneをUSBケーブルで繋ぐ。
音量を上げるボタンをポンと押してすぐ離す。
音量を下げるボタンをポンと押してすぐ離す。
電源ボタン(サイドボタン)を「これでもか」というくらいずっと長押しする。
💡 ポイント
途中で「電源オフスライダ」や「Appleのリンゴマーク」が出ても、絶対にボタンを離してはいけません。 画面に「パソコンとケーブルのイラスト」が出るまで押し続けるのが成功のコツです(15秒以上かかります)。
成功すると、パソコン(iTunes)側に「アップデートまたは復元」のダイアログが表示されます。今回は移行先にデータがあったため、確実性を重視して「復元(初期化)」を選択しました。
ステップ2:iTunesエラー「0x80090326」への対策
ここで次の壁が立ちはだかりました。
iTunesが復元用のファームウェアをダウンロードしている最中に、「不明なエラーが発生しました (0x80090326)。ネットワークの設定を確認してください」と出て中断されてしまうのです。
このエラーはiPhoneの故障ではなく、「Windows(iTunes)とAppleのサーバー間の暗号化通信がうまく確立できていない」ときに出るエラーです。
OS標準のセキュリティソフトを疑いましたが、我が家の環境で一発解決した対策は「ネットワークの切り替え(テザリング)」でした。
対策:パソコンのWi-Fi接続先を、別のスマホの「テザリング(インターネット共有)」に切り替える。
ルーターのセキュリティフィルターやプロバイダの制限が原因だったようで、テザリングに変えた途端、エラーが出ずにダウンロードが進むようになりました。
ステップ3:「15分の壁」と格闘しながらダウンロード完了を待つ
iPhoneのリカバリーモードは、安全のために15分経つと自動で解除され、元の不具合画面に戻ってしまう仕様になっています。
ファームウェアのダウンロード(数GBあります)には30分以上かかるため、途中でiPhoneが通常画面に戻ってしまいますが、これは正常な挙動なので焦らなくて大丈夫です。
パソコン側でダウンロードが進んでいるのを確認したら、iPhoneを一度PCから外してコンセントでしっかり充電しておく(充電切れ対策)。
パソコン側のダウンロードが完了したら、iPhoneをPCに繋ぎ直す。
もう一度だけ「ステップ1」のボタン操作を行い、iPhoneを2回目のリカバリーモードに入れる。
これで、すでにダウンロード済みのデータを使って、待たされることなく一気に「復元(初期化)」が始まります!
※注意
リカバリーモードの実行や数GBに及ぶデータ転送は、途中で接続が切れると完全に端末が文鎮化するリスクがあります。百均などの充電専用ケーブルではなく、必ずデータ転送に対応した信頼できるケーブルを使いましょう。
まとめ
無事に復元が終わり、画面に「こんにちは」が表示されたときは本当にホッとしました。
今回学んだ教訓は以下の3つです。
OSアップデート中の電源オフは絶対にダメ(システムが消滅する)
リカバリーモードの電源ボタンはリンゴマークが出ても離さない
iTunesのエラー 0x80090326 が出たらテザリングを試す
もし同じように「パスコード画面が一瞬で消えて詰んだ!」という状態になっている方がいたら、まずはパソコンに繋いでテザリング環境でのリカバリーモードを試してみてください!

