2026年2月17日火曜日

夜間はタダ!?Azure Container Apps vs App Service 料金比較と使い分けのポイント

 



1.Azure App serviceが最高だと思ってました

「誰も使っていない夜中のサーバー代、もったいないな…」と思ったことはありませんか?


開発した社内ツールや個人開発のアプリ。便利に使っているけれど、ふとコスト画面を見ると、誰もアクセスしていない深夜や休日も律儀に課金が続いている。Azure App Serviceを使っていると、これは「当たり前」の光景ですよね。


でも、AZ-900の勉強をしていたら見つけてしまったんです。「リクエストがない時は料金をタダにできる」という、魔法のようなサービスを。


今回は、App ServiceからAzure Container Appsに乗り換えるだけで、どれだけコストが浮くのか、その衝撃の事実をまとめました。


2. 詳細な料金計算の比較

※ 料金は目安(東日本リージョン、2024年現在の概算)としてご覧ください。

前提条件

• アプリのスペック: 1 vCPU / 2GB RAM 相当

• 稼働状況: 平日9:00〜18:00(月20日)だけリクエストがあり、それ以外はアクセスゼロ。

• 月間稼働時間: * 稼働中:9時間 × 20日 = 180時間

• アイドル中(夜間・休日):550時間

A. Azure App Service (Basic B1プラン)

App Serviceは、アクセスがなくてもサーバーを維持するため、730時間フルで課金されます。

• 計算: 月額固定 約 $13.00〜$15.00

• 特徴: アクセスがなくても、常にこの金額が発生。

B. Azure Container Apps (消費プラン)

アクセスがない時間は「0」にスケールアウト(停止)させると仮定します。

• 稼働中の料金: * vCPU: $0.000024/秒 × 3,600秒 × 180時間 ≒ $15.55


• メモリ: $0.000003/秒 × 3,600秒 × 180時間 ≒ $1.94

• 停止中(夜間・休日)の料金: $0

• 合計: 約 $17.49 > あれ?高くなった? と思われるかもしれませんが、ここがポイントです!実はContainer Appsには、毎月の 「無料枠」 があります。

C. Container Apps(無料枠適用後)

Container Appsには、毎月以下の無料枠がついてきます。

• 無料枠: 最初の180,000 vCPU秒、360,000 GiB秒

• 実質コスト: このシミュレーションの規模(月180時間稼働)だと、無料枠を差し引くと 月額 数ドル(約$2〜$5程度) まで抑えられるケースが多いです。

3. 比較まとめ表

• Azure App Service (PaaS)

• Cost Model: Fixed Monthly Fee (固定料金)

• Nighttime Cost: Always On (夜間も課金継続)

• Key Strength: Easy setup for Web Apps (Webアプリ特化で管理が楽)

• Best For: High-traffic sites (24時間安定稼働が必要なサイト)

• Azure Container Apps (Serverless)

• Cost Model: Pay-per-use (使った分だけ秒単位課金)

• Nighttime Cost: Zero / Free (夜間停止で0円が可能)

• Key Strength: Scale-to-Zero (リクエストがなければ自動停止)

• Best For: Internal tools & Dev environments (社内ツールや検証環境)


補足: 

App Serviceも手動やスクリプトで停止(Stop)できますが、プラン自体の料金(インスタンス予約代)は発生し続けるため、Container Appsのように「動いていない時は本当にタダ」というレベルにするには、プランの削除・再作成が必要で手間がかかります。


まとめ

個人でやる分にはコスパ最高のContainer Appsなのですが、お客様向けには、Webサイトを安全に運用するための機能が全部入りのApp serviceが良さそうです。そんなに甘くはなかったか、、、。でも、要件によっては使えそうなサービスと感じました。