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2022年4月5日火曜日

こんなに安く読みてよいのか 経済の基礎がdマガジンで学べる 上司にアピールできる

 少し前から気になっていた雑誌があります。


週刊東洋経済の2022.4.2版 経済超入門 2022 です。



もちろん、dマガジン でも読めます。

最新のウクライナ危機を考慮した今年の経済状況のまとめと今後の展望について

5つの観点からまとめてくれている記事が秀逸です。

1.ロシアだけでなく、中国も考慮した地政学の観点からの考察

2.ウクライナ危機によるインフレ

3.様々な要因からなる半導体不足

4.カーボンニュートラルに向かう各国の動き

5.巨大IT企業に対する各国の規制


ただ単に読むだけでは、「へー」と終わるだけです。

しかし、もし職場の上司、最悪(最高?)社長と、

今後の会社の展望について語り合うときが来たら、

上記の内容をもとに


「・・・ということで、うちの会社もXXXですね」


と語ることができます。


最近思うのですが、自分の仕事の集中すると、世界で何が起こっているのかが

アンテナが鈍ってしまい、せっかく上司と話す機会があっても

アピールできないときが「もったいない」と感じます。


いままで何気なく会話していた上司との時間ですが、

コロナ禍になり、なかなか会話する機会が減り

アピールできるタイミングも減りました。


そんな中、全部でわずか10ページで今年の経済について

まとめてくれているこの記事はまさに福音!


直接雑誌を買っても問題ないと思いますが、

dマガジンは週刊東洋経済も対象です。

もうすでに最新刊が出ていますが、いまならバックナンバーから4.2版が読めますので

dマガジンもおすすめです。

2022年3月26日土曜日

【ミンクス合意】ロシア・ウクライナ 戦争の原因

 ロシアのウクライナ侵攻について、新聞や雑誌に毎日記事が載っていますが、


さすがにすべては見きれないと思います。


最近テレビも見れていないので、もっぱら情報収集は dマガジン です。


ロシアのウクライナ侵攻の原因が知りたくて、新聞をみていたときは


・ロシアがGDPで世界11位。貧しさが暴挙を招く

・プーチン大統領の精神状態に問題が!?

・ウクライナがNATOに入ろうとしているのが我慢ならん


など見てきたのですが、どうも様々な理由がありすぎてわかりずらい、、、


そんな時、PRESIDENT 2022年4.15号の「鈴木宗男×佐藤優 世界大地図」で「ウクライナ侵攻の深層 北方領土問題の行方」で頭の中の霧が晴れました。


今回の事態の発端は、「ミンクス合意」が守られなかったことにあります。


ミンクス合意?初めて聞く言葉です。


ウクライナ東部で発生した新ロシア武装勢力との紛争を停戦するための、国際的な取り決め、ということです。


占領しているラインで停戦すること。

ウクライナは、新ロ派勢力が支配しているドネツク州とルガンスク州の2地域に高度な自治を認める「特別な地位」を与えるように、憲法を改正すること

その後でOSCE(欧州安全保障協力機構)による民主的な選挙を行って、代表者を選出すること。

国境警備をしているロシア軍が撤退するという和平合意


これを、今のゼレンスキー大統領が履行を拒否した、ということです。

ミンクス合意があると、NATOに入れないようで、ゼレンスキー大統領はNATOに入ることで国を守りたかったようですが、結果的に戦争になり、多くの自国民に被害を出してしまいました。


武力行為を行うロシアを認めるつもりはありませんが、「政治」の世界を生きるトップの人は、「自国が戦争状態になってしまわないか、ならないようにあらゆる手段をとれないか」をいつも気にしていかなければいけない、そう思います。


ただ、ウクライナを責めることは日本にはできないと思います。


日本が第二次世界大戦に突入するときも、内閣は軍の言いなりになって機能しなかったことが原因ですが、「政治」が機能しなくて戦争状態になる、という意味では日本も同じだと思います。


PRESIDENTでは、この後、アメリカ一辺倒の考え方や、北方領土の経済協力を止めるような動きについても冷静な視点で解説してくれて、勉強になります。


dマガジンであれば、いつでも気軽にPRESIDENTの良質な記事を見れて助かります。


今登録しなくても、バックナンバーがしばらく参照できるので、(現時点では2021年4.16号までみれる!)とても重宝しています。


もし紙媒体でPRESIDENTを持たれていて、置き場所に困る方がいらっしゃったら

dマガジンも検討してみてはどうでしょうか。




2021年12月18日土曜日

なぜ日本人は議論できないのか その2


前回の続きです。


どうすれば日本人は議論できるようになるのでしょうか


それを考える前に、福沢諭吉が明治時代に考えたであろうことを想像しながら

考えをを整理したいと思います。


Q.議論できるようになる目的はなにか

A.外国と戦うため

明治時代は鎖国から外国となり、まさに外人が日本に乗り込んできて日本を乗っ取ろうされている状況です。外人が得をして、日本人が損をする。そんな状況を福沢諭吉は危惧し、外人に立ち向かおうとしたのです。

今の日本の状況からすると、、、特に表立って外国から攻められている印象はないですね。


Q.福沢諭吉はなぜ皆に学んでほしいと思ったのか

A.おかしな状況・危ない状況に気づいて欲しいから

外国を回った福沢諭吉は、レディーファーストの精神や、国会で国の方針を議論で決める方式、銀行・新聞社などの「会社」という効率的な組織など、日本に欠けていたものを知りました。江戸から明治に代わるころ、農民や士族・商人は、今までと同様、お上が決めることを、ただ待つだけの状況を見て、「このままではみんなやられてしまうぞ」ということを気づいて欲しかったのではないかと思われます。

もしかしたら「愛国心」からかも、と思ったのですが、福沢諭吉は下級武士の生まれで、どんなに能力があっても、どんなに頑張っても出世はできない、下級武士の家系は下級武士のまま、という「門閥制度(もんばつせいど)」がありました。親は福沢諭吉に「お寺のお坊さんであれば頑張りしだいで上に上がれる、将来お坊さんにする」とまでいっていました。(福翁自伝 より)

こんな親を苦しめた制度のある日本を福沢諭吉が「好き」になっているとは思えません。でもなぜ日本の皆のために、いろいろなことを伝えていったのか。それは福沢諭吉自身が、「筋の通っていないことがゆるせないから」かもしれません。

能力のある人が活躍し、皆が正しく議論して、よりよい国になってほしい、今の国が好きなのではなく、「これから日本をより良くしていきた」という心があったから、ではないでしょうか。

今の日本人の中で、「日本をより良くしていきたい」と思う人はどれくらいいるでしょうか、、、


Q.どうすれば議論できるようになるのか

A.交際を広げ、気楽にコミュニケーション取ろうよ

福沢諭吉は「学問のすすめ」でこう言います。

世間には随分いろいろな人間がいるが、人類は鬼でもなければ蛇でもない。「ことさら自分を害する敵には、めったにいるわけもないのである。おめず臆せず、心の中をさらけ出して、気軽にだれとでもつきあうがよろしい。

今のご時世、鬼も蛇もいますね、、、

なぜか攻撃的な人、話がかみ合わない人、何も話さない人、

ある時は詐欺師、霊感商法、悪徳セールス etc.

これがもしかすると、日本が議論できるようにならない原因か、とも思われたのですが、議論好きな?アメリカでも、日本と同様に、攻撃的な人もいれば、詐欺師、霊感商法、悪徳セールスはいます。

あれ、状況としては同じだ。

アメリカでは、日本と同じような問題があっても、議論できているようです。

どうも、海外では、話をしたとき、聞いた相手が何を思っているのか「わからない」ようなのです。

なので、「わかったか」「わかってないか」「どう思ったのか」を「言葉で」いってもらわないとわからないままなので困る。ということで喋る。ただこれだけのようです。

むしろ、聞いた意見に対して何も言わないと「お前に意見はないのか!?」なんて馬鹿にされる始末。

もしだれかお話している内容が、自分にとって違っていたり、間違っている場合、聞き流すのが日本流ですが、どうも海外では場合によっては「失礼」に当たるようです。これは厳しい。察してほしい。


日本以外の、欧米諸国がその感覚で過ごしているのであれば、そこに合わせるしかない、というのが今に実情ではないでしょうか。


といっても、その場の空気や表情で察せる日本の技術もすごいと思いうので、「無理して合わせる」というと、ちょっと後ろ向きな考えですので、これを前向きに考えたいと思います。

「学習ピラミッド」という言葉はご存じでしょうか。



アメリカ国立訓練研究所の研究で分かったことなのですが、人は、何かを学ぼうとするとき、その方法によって、理解度が違ったらしいのです。


その中で、一番効果が薄いものを上にして、下に行くほど効果が高くなるものを並べたものを「学習ピラミッド」と呼びました。


例えば、一番効果が薄かったのが「講義」。

ただ、先生の授業を聞いただけでは、実はあまり理解できないことが多く、効率の悪い勉強方法だったんですね。


次に「読書」。自分から読んでいく、という方法は、講義よりはましだけど、まだ効率はわるいようです。


次に図や動画などから学ぶ「視聴覚」、実験などをしてもらうのを見て学ぶ「デモンストレーション」がきます。この辺りは、確かに授業や本で学ぶよりもわかりやすそうですね。


その次に来ました「グループ討論」


与えられた課題をグループで討論する、これが、上に挙げてきた講義や読書などよりも、効果があったのです。


もしかすると、日本人は、非効率な勉強方法を知らず知らず行っており、

欧米諸国は知らず知らずに効率的な勉強方法を実践していたのかもしれません。


日本人が今までの方法で「勉強」していると、いつのまにか、欧米諸国のひとが効率的に「勉強」して、追い抜かしていく日がくる、いや、もうすでに追い抜かされているかもしれません。


こう考えるほうがいいかもしれません。

「何かわからないことがあった。理解したい」

「問題を解決しなくてはいけない」

といったときは

「議論すれば早く、効率的に進められる!議論しよう!」

と。


むかしは学習ピラミッドのような調査結果はありませんでしたが、


福沢諭吉は、もしかすると、議論が学習効果が高いことに気づいていたかもしれませんね。


もちろん、議論しても、結論が出なかったり、ちょっと相手と雰囲気が悪くなったりする場合もあるかもしれません。


しかし、それを考慮してもなお、議論するほうがメリットが高いことが、私たち現代の日本人も実感できれば、議論は増えていくと思います。


まずは自分自身でも試してみたいと思いますが、もしご覧いただいた皆様も

これをきっかけに、議論により良い効果が出れば幸いです。









2021年12月3日金曜日

統計は日本に根付くか 文明論之概略を読んで


 最近、福沢諭吉の「現代語訳 文明論之概略」を呼んでいるのですが、明治時代の福沢諭吉が「統計」の重要性を説いていてびっくりしました。




たとえば、イギリスで毎年結婚する者の数は、穀物の価格にしたがっている。穀物の価格が高ければ婚姻数は少なく、価格が下落すれば婚姻数は多くなり、この割合にはかつて例外がないという。日本では、まだ統計の表を作るものがいないので、このことについては確実なことは言えないが、おそらく日本でも、婚姻数は米の価格に従うのだろう。P112


人の心は読むことができないが、数字の力を使えば、その働きの原因をつかむことができる場合がある、とあります。


一応、今の日本には「統計学」という学問の分野があり、少し前に統計に関する本が売れた時もありました。



しかし、日常生活で、日本人ひとりひとりが、統計データをもとに自分の行動を改善しようとする人は少ないのではないかと思われます。


しかし、そんな中で光が見えます。


子供たちが作る、統計に関する

令和3年度茨城県統計グラフコンクール審査結果について:入選作品1


子供たちが、自分の身近な出来事、状況にたいして、わかりやすくまとめてもらっています。


特に秀逸だったのが、以下です。

中学生のおうち時間 ~見つめよう 家での生活~


今の子供たちは、家で過ごすのが好きですが、SNSに費やす時間がおおく、SNSをやめたい、と思う子供も多いようですね。


これを見て、「自分も!」と思って終わるのが大半の子供だと思います。


逆に言えば、SNSにハマってしまうと簡単に数時間を毎日費やしてしまう人生を過ごしてしまう、そんな世の中、時代になってきており、何か対策しないと「明日は我が身」であることも学ぶことができます。


大人でも統計を取ると面白いかもしれません。

今のコロナ禍ではどのような傾向がみれるのか、それをもとにどのような行動をとればよいか。


本来であれば、自分で調べるのが良いのですが、統計データをまとめることができる人は、子供でも大人でも少ないでしょう。


これからの先が見えずに不安になる世の中、また統計ブームが来そうな予感がします。


福沢諭吉が明治時代に日本に伝えてくれた「統計」という概念と、その重要性。

無駄にはしたくないですね。



2020年3月29日日曜日

【コロナ対策】ペストとの比較 これからどうするべきか

最近のコロナ報道をみると、ドラックストアで店員に押しよる客や、電車内で席をする人へのバッシングなど、人々への心理的な影響がかなり見て取れます。

こういうときには過去の歴史を参考に冷静な対応を取りたいところです。

まず、過去のパンデミックがどのようなものだったのかを一目で分かりやすくしたいところ。

ありました。

Visualizing the History of Pandemics


一番はペストで2億人が死亡している。

コロナは現在13番目

これがどこまで被害が増えるか。

ペストの場合、感染者数の少ない、比較的裕福で衛生環境もよかったユダヤ人にたいしての差別が広がり虐殺行動が起きています。

さすがに現代ではこのような行動はしないと思いますが、

「感染しないこと」が羨望→嫉妬の連鎖を生むのは容易に想像できました。

こちらの記事では、過去から今後の対策について

きれいにまとめられていました。

新型コロナが引き出した大衆の深層の闇

ようは、正しい・最新情報を得て、冷静に行動することが重要ですね。

今の「日本」は情報公開についてはまだその環境が整っていないので、

WHOのような公正な機関からの情報を入手したいところ。

ただ、東京都は結構情報公開は頑張っていると思われます。

都内の最新感染動向

サイトも整理されており、他県はこの対応が参考になると思われました。

この土日は関東圏は外出自粛の流れですが、

皆様もまずは自分の安全、健康を第一に、冷静にこれからも過ごしていきましょう。

私自身で取り組んでいることと言えば、健康とストレス対策です。

感染症も、基本的には健康体であれば、最悪感染しても重症化は防げます(菌を持っている状態だとまきちらす危険はありますが、重症化しないのでまきちらす量も減らせます)

上記サイトでも十分な情報は得られるのですが
見やすい書籍で気軽に正しい情報も得たいところです。
個人的には健康についてはこちら、ストレス対策についてはこちらがよかったです。

読みやすくすぐ実践できるので、まずは今すぐに少しずつ改善したい方には
もしよければとおもいご紹介します。