2022年12月27日火曜日

優秀な人ほど図を惜しまない

 



人に物事を伝えたり、頭を整理したりするときに、絵や図を利用すると


とても話がスムーズに進みます。


特に、子供向けの科学系の良書では、必ずと言っていいほど図や絵があります。


逆に、文字ばかり書いているような本は、著者が子供のことを考えることができていないと思わざるを得ません。


とはいえ、図はまだしも、絵を描くとなると、確かに敷居は高くなります。


絵心がない人が、誰かに説明をしようとしても、絵が描けないので言葉や文字で伝えるしかありません。


本やプレゼン資料を出すにしても、イラストレータを雇えればいい絵も描けますが

そんな時間やお金のある人は限られてくることでしょう。


これは、今も昔も変わらない。。。。


と思っていましたが、最近はAIが絵を描いてくれる時代がきました。


NHK AIが絵を描く? 進化する画像生成AIの最前線


ただ、どうしても著作権が絡んできて、自由に使えないような雰囲気です。


そんな中、たまたま見た書籍で答えが見つかりました。



前から、エクセルで上手な絵を描く人を見ていて、「すごいな、、、」と思っていたのです


こちらはパワポ。


特に違いは無いのかなと思っていたのですが、著者がちゃんと回答してくれています。


Word,Exceじゃだめ?‐ はい、パワポでないとダメな理由があります!


ということで、以下の2つの理由を挙げています。


「図形の結合」機能はPowerPointのみ!

スマートガイド機能の存在


パワポで絵を描く際に、円やその他の図形をうまく重ね合わせて別な図を作っていく過程を見ると、まさにマジック。

歯車を作る過程では、「こんなの一から考えられないよ」と思うようなテクニックが使われていました。

大学教員をされている著者は、授業で使うような絵を例として多く作られています。

そのなかでも印象的だったのが「大学のFD活動について 授業資料、図解・イラストは教員の個性」というコラムです。


詳しくはこの本を見ていただきたいのですが、優秀教員として表彰を受けた先生にインタビューをした際、以下に気づいたそうです。

どの先生も受領資料を手作りし、そこにわかりやすい図解やイラストがあったことが印象的でした。

先生方が手作りの資料や図解、イラストにこだわる理由として、自分の授業内容に最適な図で説明できることや、著作権などを気にせず利用できることなどが挙げられていましたが、見せていただいた資料はどれも美しく、情報量も豊富で、かつ、オリジナリティあふれる楽しいものでした。


AIが絵を描くことができるようになっても、著作権を完全にクリアした画像を作るには時間がかかりそうだし、授業の為に、わかりやすい図解やイラストを描くのはもっと大変だろう。わかりやすいってなに?ってことですね。

これから来る少子化で、教育産業自体は縮小していくのですが、

教育産業体はなくなりません。

景気が上向かず、引き続き厳しくなる世の中。


評判の授業をする講師・先生については、

「いい先生の授業を受けてうちの子はいい大学・いい生活ができるように」

と切に願う親に引き続きひっぱりだこになるでしょう。


会社でもそうかもしれません。

パワーポイントをうまく使うことで、自分の資料に絵を入れ、

それがわかりやすいと評判になれば、

「あいつに書かせればいいのができてくるな」

と思ってくれるでしょう。

(もちろんビジネス的に価値のある中身も必要です)


この本は、見ているだけでも様々な絵が出てきて、

「自分でも書けそうだな」

と思うものばかり。


もしパワーポイントが自宅にあれば、

手に取って何か一つ絵をかいてみると面白いのではないでしょうか。