2024年6月17日月曜日

人間国宝と飲んでみた



最近ブログが書けなくなっていました。 

直接の原因は、仕事が忙しくなってきたこと、だと思っています。


忙しくて時間がないから。


、、、


思っている、というのは、実は違うんじゃないかとおもう自分がいるから。

もし、本当に書きたければ、仕事なんて置いておいて書けば良い。

せっかくなにも制限されずに好きなことを書ける。こんな贅沢は無い!


しかし、そんないい思いをして人生上手く行くなんて甘い!厳しい現実と向き合い、面白くない仕事をちゃんとして、それからだろ!と諌める自分もいます。
 
そんなこんなで、なにもブログが更新できない日が続きました。

いや、

わかっている。

仕事が忙しいことを理由につけて、面白いネタが思いつかないので、やめていただけ。

やる気がでなくて、、、

ネットでやる気を出す方法を探します。


なんて書いてある、、、?



「やる気が起こるからやる」ではなく、「やっているうちにやる気があるような状態になってくる」という順番が正しいのです。



、、、


確かに!

そもそも書いていなかった。

しまった、、、

やる気が出ないから書かない

だと、ずっと書けなくなってしまう。

ということで、取り敢えず書き始めてます。

いつもと違うことが書きたい!

欲が出ます。

最近積読になっていた本で、ブログを見ていただいている皆様が、見たことのない本を題材にすることで、少しでも

見て良かった

と思ってもらいたいと思います。







ブックオフで安く手に入れたものだったと思います。

人間国宝 永山光幹

日本刀の研師

日本刀といえば、皆さんはなにを思い浮かびますか?

、、、

、、、

私は、まず、タモリさんが思い浮かびました。

このあたりで、読者の皆様とは違う世界を目指せるか、、、

タモリ氏は、居合をされている、というのを聞いたことがあり、多分真剣で練習しているのでは、、、と想像したことがあるから。

次には、グラップラー刃牙です。

真剣が出てくるシーンは多いのですが、私が思い出したのは

龍書文 ろんしょぶん

です。

中国大擂台賽編に登場した格闘家で、ポケットに手を入れて構え、凄まじいスピードでポケットから手を出し攻撃する。それはまるで居合!

あれ、こっちは刀を持っていない

脱線しました。


今までも、そしてこれからも、人間国宝に会う機会は無いし、まして一緒に飲むなんて絶対無い。

でも!

さっき買ってきたトリスと炭酸とチーズとこの本があれば!

人間国宝と飲み会が出来る!(脳内で)


読み進めると、、、

この業界、相当、、、、

p23
午前九時頃一斉に仕事を開始し、昼食・夕食の小休憩を挟んで黙々と仕事は続きます。仕事仕舞いが夜中の二時、三時になるのは普通で、いよいよ押し詰まると二日ほどの通しの徹夜作業になりました。「夜なべ」の言葉通り、夜食が唯一の楽しみの毎日でありました。



ブラック過ぎる、、、

労働基準法ガン無視。


まあ、職人の世界はどこもそんなもんかもね。

あと、永山光幹は後世の育成にも力を入れられていて、研師の業界のことをとても丁寧に説明されています。

研磨の意義

という章では、砥石ですって必要な個所を鋭くすること、だけでなく、語源、刀以外の世界、歴史など、様々な観点から 研ぐことについて解説されています。

また、砥石にも種類があるらしく、更に研ぐときの姿勢についても説明が! 

何ページもかけて説明されています。

先生!申し訳ありません! 
ほとんど違いがわからないです!
 
かがむ姿勢が深かったり、左手の位置や握り方が違うのは分かるのですが、、、


でも、研師の世界ではそれぞれが、全く違う作業工程なんでしょうね。


少子化となり、団塊の世代が定年で辞めていくと、団塊の世代が持っていたスキルがちゃんと会社に残せず、問題になることが思い出されました。

言語化しづらいものは、動画に納めたり、工程を細分化するなどして、初心者でも分かりやすくしないといけないです。

研師業界、大丈夫かな、、、


あとはこれ!


この中で、良い砥と悪い砥があるのですが分かりますか?


、、、



、、、


第一図が良い下地砥ぎ
第二図が悪い下地砥ぎ

第三図が良い
第四図はダメ

ど言われているようです。


、、、

、、、

分かりません!

絵の違いは分かるのですが、それがいい、悪い、の判断がわからない。

もう、職人の世界では、それが常識何でしょうね。

一つのバカでかいメソッドとしてプログラムされた部分があれば、バグが出てくる可能性が高い、そんな感じ?

取り敢えず、研師の世界はかなり厳しそうだということはわかりました。

個人的には、後世に技術を伝えるため、ITをもっと活用したらいいのにな。。。と思いました。