2022年6月25日土曜日

Googleに機密情報を送っていませんか?




 右クリック「Googleで検索」


この機能を使われている方はどれくらいいるでしょう。


わざわざコピペして、検索窓にキーワードを入れなくても

すぐに検索できるのはとても便利でよく使っています。


でも、


仕事中に、機密性の高い情報を扱っているとき、

うっかり使ってしまうことはないでしょうか。


Webアプリの開発をしていると、動作確認はブラウザになります。

顧客情報の一覧などをしているとき、

ちょっと手が滑って、テキスト領域をドラッグした状態になり

右クリックをちょっと触ったらメニューが出てしまい検索、と。


確率としては少ないと思いますが、0ではないと思います。

また、ブラウザでなくても、エクセルやテキストエディタで作業中に

クリップボードに入った名前や金額が入った状態で、

ちょっと時間を置いた後Google検索するとき、

直前に調べようとしてキーワードをCtrl+cでコピーしようとしたらうまく押せてなくて

前の情報のまま、Ctrl+v すぐさま Enter としても同じことが。


不安だ


おそらく、この場合は一般的な「情報漏洩」にはなっていないのではないでしょうか。

検索キーワード自体は、他者が見ることはできません。


ただ、


Googleは知っているはずです。

とくにGoogleアカウントでログインした状態であれば

容易に検索キーワードと検索実施者を結びつけることができます。

そのデータはGoogleのクラウド環境に残されているはずです。


Googleが、私たちの検索キーワードを外部に漏らさないように

管理してくれているので問題になっていないのです。


でも、今後、何等かのバグやセキュリティホールで、Googleが管理している、

検索時に入力されたキーワードを閲覧できるような状態になった時、

検索キーワードを入力したこと自体が「情報漏洩」に繋がります。


でも、そんなことになっても、

便利になった検索機能は手放すことはできないでしょう。


・検索キーワードを入力する前にチェックするツール

・検索キーに情報漏洩につながる可能性のあるパケットが流れたら遮断するツール


などが需要として上がるかもしれません。

逆に今つくっても「なにそれ」的な感じになりますね、、、


Googleは、自社のシステムをどんどん強化してくれています。

最強のセキュリティー「ゼロトラスト(Zero Trust)」により

私が想像しているようなことも防いでくれるのかもしれません。

でも、Googleの「中の人」であれば、やっぱり見ることができると思うので

検索キーワードには十分気を付けて入力したいですね。