知り合いからパソコン選びについて相談を受けることがあります。
わかりやすく説明しようと努力しているのですが、なかなか難しいです。
その中で、CPUやメモリのことを、比喩で分かりやすく表現する方法として、よく以下の説明があります。
・CPU:頭脳 頭の回転の速さ
・メモリ:作業デスク 机の広さ
・ストレージ(HDD):データを保管する倉庫 本棚
うーん。
もちろんわかりやすさを優先すると、正確さが損なわれるのが仕方がないですが、
昔からの説明ではうまくいかないところが出てくれば直さないと!
特にデータ保存部分!
この記事で何とかしたいと思います。
データの保存領域について
昔は HDD = データ保存領域
昔、店頭でパソコンを見ていると、性能はこう書かれていました。
CPU:Celeron XXXX
メモリ:256MB
HDD:250GB
HDDが「データ保存領域」と同じ意味だったのです。
ストレージ=データ保存領域 HDD or SSD
でも今はというと
CPU:Celeron XXXX
メモリ:256MB
ストレージ:250GB (このあと HDD と書かれていたりいなかったり)
もしくは
CPU:Celeron XXXX
メモリ:256MB
ストレージ:250GB SSD
HDDとSSDのスピード
データ保存領域はストレージと名を変え、種類がHDDとSSDの2種類が存在しています。
違いを簡単に言うと、
値段 HDD < SSD
スピード HDD < SSD
です。
ストレージ(HDDとSSD)のイメージ
スピードというと、頭の回転の早さに例えられる CPU が思いつきます。
CPUの「スピード」は「計算処理能力」が速いのですが、
HDDとSSDの「スピード」は、データの書き込み速度・読み取り速度、が速いのです。
容量だけを表現してきた、いままでのストレージの概念では、この読み書きスピードが表現できていないのです。
考えました。
HDD→じょうろで水をあげるイメージ
SSD→高圧洗浄機で水を出すイメージ
もし、早く水をあげたい時を考えよう。
じょうろは何回も水を汲む必要がある。水道だってそんなに開けられない。(しぶきがすごい)
水をやる時も、高低差を利用した自由落下でゆっくりしかできない。
水を入れるのも、水を出すのもスローだ。
高圧洗浄機はそれに比べ、水道も蛇口を開けっ放しで結構開けても大丈夫。
どんどん水をとりこめる。
出すときも、高圧洗浄機が電気の力を利用してモーターを回し、水を高圧で吐き出してくれる。
水を入れるのも、水を出すのも高速だ。
出した水を、その後の工程でいろいろ使う(植物の水やり、車の洗浄、など)としても
高圧洗浄機が圧倒的に早く仕事が終わる。
これがPCの世界では HDD=じょうろ SSD=高圧洗浄機 なのだ。
ちょっと高圧洗浄機が、「洗浄」と言ってしまっているので
データの出し入れの仕組みの例として適当ではないのだが
現時点ではこれが最適か。
でももう、じょうろや高圧洗浄機の絵が適当すぎ
SSD側にでてくる登場人物の頭の形がやばい。ピッコロか。
より多くの水を用意するには、高圧洗浄機も大型化しないといけないが、じょうろに比べるとめちゃめちゃ高い。
まとめ
高圧洗浄機を知らない人もいるかもしれない。
HDDとSSDの例えは、まだ完ぺきではないだろう。
これからも、画才の無さにくじけず、最高の例を見つけていきたい。