2022年2月3日木曜日

そろそろHDDとSSDの説明に終止符を打とうと思う

 


知り合いからパソコン選びについて相談を受けることがあります。


わかりやすく説明しようと努力しているのですが、なかなか難しいです。


その中で、CPUやメモリのことを、比喩で分かりやすく表現する方法として、よく以下の説明があります。


・CPU:頭脳 頭の回転の速さ

・メモリ:作業デスク 机の広さ

・ストレージ(HDD):データを保管する倉庫 本棚


うーん。


もちろんわかりやすさを優先すると、正確さが損なわれるのが仕方がないですが、


昔からの説明ではうまくいかないところが出てくれば直さないと!


特にデータ保存部分!


この記事で何とかしたいと思います。


データの保存領域について

昔は HDD = データ保存領域

昔、店頭でパソコンを見ていると、性能はこう書かれていました。

CPU:Celeron XXXX

メモリ:256MB

HDD:250GB


HDDが「データ保存領域」と同じ意味だったのです。


ストレージ=データ保存領域 HDD or SSD

でも今はというと


CPU:Celeron XXXX

メモリ:256MB

ストレージ:250GB (このあと HDD と書かれていたりいなかったり)


もしくは


CPU:Celeron XXXX

メモリ:256MB

ストレージ:250GB SSD


といった感じです。

HDDとSSDのスピード

データ保存領域はストレージと名を変え、種類がHDDとSSDの2種類が存在しています。


違いを簡単に言うと、

値段   HDD < SSD

スピード HDD < SSD

です。


ストレージ(HDDとSSD)のイメージ

スピードというと、頭の回転の早さに例えられる CPU が思いつきます。

CPUの「スピード」は「計算処理能力」が速いのですが、

HDDとSSDの「スピード」は、データの書き込み速度・読み取り速度、が速いのです。


容量だけを表現してきた、いままでのストレージの概念では、この読み書きスピードが表現できていないのです。


考えました。


HDD→じょうろで水をあげるイメージ




SSD→高圧洗浄機で水を出すイメージ



   

もし、早く水をあげたい時を考えよう。


じょうろは何回も水を汲む必要がある。水道だってそんなに開けられない。(しぶきがすごい)

水をやる時も、高低差を利用した自由落下でゆっくりしかできない。

水を入れるのも、水を出すのもスローだ。


高圧洗浄機はそれに比べ、水道も蛇口を開けっ放しで結構開けても大丈夫。

どんどん水をとりこめる。

出すときも、高圧洗浄機が電気の力を利用してモーターを回し、水を高圧で吐き出してくれる。

水を入れるのも、水を出すのも高速だ。


出した水を、その後の工程でいろいろ使う(植物の水やり、車の洗浄、など)としても

高圧洗浄機が圧倒的に早く仕事が終わる。

これがPCの世界では HDD=じょうろ SSD=高圧洗浄機 なのだ。


ちょっと高圧洗浄機が、「洗浄」と言ってしまっているので

データの出し入れの仕組みの例として適当ではないのだが

現時点ではこれが最適か。



でももう、じょうろや高圧洗浄機の絵が適当すぎ

SSD側にでてくる登場人物の頭の形がやばい。ピッコロか。

より多くの水を用意するには、高圧洗浄機も大型化しないといけないが、じょうろに比べるとめちゃめちゃ高い。



まとめ

高圧洗浄機を知らない人もいるかもしれない。

HDDとSSDの例えは、まだ完ぺきではないだろう。

これからも、画才の無さにくじけず、最高の例を見つけていきたい。