2019年10月4日金曜日

グローバルな視点に立つために重要なこと



出口治明氏は、私が会ってみたい方の一人ですが、哲学と宗教全史を出版され、その出版記念講演会があったそうです。

私が自分自身足りていないものとして、哲学、宗教、芸術、歴史があります。

まあ、それ以外は大丈夫かと言われるとそうでもないのですが、これらは学校の授業であまり習わなかった、もしくはよくわからなかったものです。

理系に進んだかたたちは、同じ様な人も多いと思います。

出口治明氏は、これらのどれにも凄まじい知識量で、海外の美術館も行き過ぎて、館長に「お前は何度も美術館に来るが、どういう人物だ?」と聞かれ、その後館長と食事をされています。どれだけ外国の人に好かれるんだ、この人は。

これだけだと仕事とは関係ないでしょ、となりますが、次のエピソードも凄い。


昔話になりますが、仕事でワルシャワにいったことがあります。大した会議ではなかったので、ご飯を食べて帰ろうと思っていたら、突然一言挨拶してくれと言われました。
全く準備をしていなくて焦ったのですが、あることを思い出して、
「初めてワルシャワに来ましたが、人魚がつくった街にくることができて、大変嬉しい」と話しました。
すると皆さんがとても喜んでくれて、食後に人魚の像まで連れて行ってくれたのです。日本人は何人も来たけれど、ワルシャワは人魚が作った街だということを話したのは、
お前が初めてだ、と。
仕事に効く 教養としての「世界史」

現地の国の人の心を掴む、しかも準備せず、持っている知識だけで。

私も出口氏のように、国際的に働き、海外の方と交流して、様々な経験をしてみたい!


「生まれ育った社会環境が人の意識を形づくる」

という、クロード・レヴィ=ストロースの考えを紹介されています。

その外国を知りたければ、直接行ってしまい、環境を変えることが一番です。

さすがにいきなりそれは無理なので、まずは得たい知識があれば、書籍を身近において、少しでも自分の環境の一部にしたいと思います。

哲学と宗教全史