2023年10月25日水曜日

リモートデスクトップで内部エラー まとめ

内部エラーが発生しました

リモートデスクトップ接続でリモート作業をしている時、最も出てほしくないエラーの一つです。

こうなった時、大抵

接続先の端末、サーバー側を再起動して下さい

という解決方法を載せるサイトが多いです。

しかし、検索されてきている方々は、

「そんなのわかっているけど出来ないから調べてるんじゃない!」

とご立腹な状態だと思います。

では、どうすれば良いのか。

それを知るためには、なぜそんなことが起こっているか知らなければなりません。

原因1 ネットワーク不良
今では無いかもしれませんが、昔ADSLのときは、自宅のネットワーク帯が狭く、本現象がよくおきていました。公式にはそう伝えられていないのですか、私の経験から、これは、クライアント側が、サーバー側と接続しようとした時、ネットワーク不良で、途中で接続するも、完了まで行かなかったときに、発生すると思われます。
そして再接続を自動で何回かやり、さらに失敗してしまい、さらに再接続します。
この場合にサーバー側で「もう無理」を返したときに発生すると思われます。

原因2 サーバー側リソース不足
リモート作業をしていると、ずっと接続先のPCは起動しっぱなしになると思います。そんな時、プログラムや商品処理をなるべく早く対応するよう伝達はできそうですね。



解決策1 端末の自動再起動
以前の記事にも書かせていただきましたが、接続先のPCに、定期的な再起動ジョブを実行させ、いつもクリーンな状態に保たせる、という方法が有ります。
ある程度の改善はあったのですが、作業が乗りに乗っているときに再起動で接続が切られると、とてもやるせない気持ちになるのでご注意下さい。

解決案2 別端末の用意
自分のメインPCとは別に、もう一つ、リモートデスクトップ可能なPCを用意しましょう。
これは、VPNクライアントを使われている方は、2アカウント必要になってしまうため、導入が難しいのですが、もし可能な方はかなり有効な対策です。
片方の調子が悪ければ、もう片方に入って、調子の悪い方に、社内経由でリモート接続を試みることができます。社内同士であれば、ネットワークが安定していため、接続に成功する可能性が有ります。

解決案3 接続先端末はVM上に構築する
解決案2でも、もし片方が社内リモート接続でもできないことも有ります。フリーズしたとか、メモリ不足でOS的におかしくなったとか。
そんなときは、通常であれば、電源強制オフの再起動です。
しかし、もし接続先側の端末がVMで構築していたとすれば、フリーズしたとしても、解決案2でもう一方の端末にログインし、VMのホスト側に入り、フリーズした端末を再稼働すればよいのです。
言葉では分かりづらいのですが、うちの環境はVMware vSphere ESXi上にWindows10を2環境「A 」「B」を用意し、とちらでもvpn接続できるようにします。 
VMware vSphere ESXiは、ブラウザで管理画面にアクセスすることがてきます。
通常は「A」にリモート接続して作業し、もし「A」に接続てきなくなったら「B」にリモート接続して、VMware vSphere ESXiの管理画面にアクセスし、「A」を再起動させます。
そうすれば、社内にいる人に「再起動お願い致します」と連絡しなくても、自分で解決できます。

もしvpnが2つなくても、VMware vSphere ESXi上で構築した環境であれば、再起動は、リモート接続出来ている他のメンバーに 「ごめん、VMware vSphere ESXiに入って、私の環境、再起動してくれるかな。」とお願いできます。わざわざ出社しなくてもよいのです。

解決案2,3については、事前準備が必要ですが、一度構築してしまえば後ずっと使えるので、可能であれば検討していただけるとよいかと思います。