ロシアのウクライナ侵攻について、新聞や雑誌に毎日記事が載っていますが、
さすがにすべては見きれないと思います。
最近テレビも見れていないので、もっぱら情報収集は dマガジン です。
ロシアのウクライナ侵攻の原因が知りたくて、新聞をみていたときは
・ロシアがGDPで世界11位。貧しさが暴挙を招く
・プーチン大統領の精神状態に問題が!?
・ウクライナがNATOに入ろうとしているのが我慢ならん
など見てきたのですが、どうも様々な理由がありすぎてわかりずらい、、、
そんな時、PRESIDENT 2022年4.15号の「鈴木宗男×佐藤優 世界大地図」で「ウクライナ侵攻の深層 北方領土問題の行方」で頭の中の霧が晴れました。
今回の事態の発端は、「ミンクス合意」が守られなかったことにあります。
ミンクス合意?初めて聞く言葉です。
ウクライナ東部で発生した新ロシア武装勢力との紛争を停戦するための、国際的な取り決め、ということです。
占領しているラインで停戦すること。
ウクライナは、新ロ派勢力が支配しているドネツク州とルガンスク州の2地域に高度な自治を認める「特別な地位」を与えるように、憲法を改正すること
その後でOSCE(欧州安全保障協力機構)による民主的な選挙を行って、代表者を選出すること。
国境警備をしているロシア軍が撤退するという和平合意
これを、今のゼレンスキー大統領が履行を拒否した、ということです。
ミンクス合意があると、NATOに入れないようで、ゼレンスキー大統領はNATOに入ることで国を守りたかったようですが、結果的に戦争になり、多くの自国民に被害を出してしまいました。
武力行為を行うロシアを認めるつもりはありませんが、「政治」の世界を生きるトップの人は、「自国が戦争状態になってしまわないか、ならないようにあらゆる手段をとれないか」をいつも気にしていかなければいけない、そう思います。
ただ、ウクライナを責めることは日本にはできないと思います。
日本が第二次世界大戦に突入するときも、内閣は軍の言いなりになって機能しなかったことが原因ですが、「政治」が機能しなくて戦争状態になる、という意味では日本も同じだと思います。
PRESIDENTでは、この後、アメリカ一辺倒の考え方や、北方領土の経済協力を止めるような動きについても冷静な視点で解説してくれて、勉強になります。
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