Flash 3月8日号を みていたら気になる記事がありました。
児嶋一哉 直撃に明かさなかった胸の内
「渡部バブルよ、もう一度」
内容としては、不倫騒動で活動自粛していた渡部氏が復帰し、「アンジャッシュ」として2人で活動再開するにあたり、児嶋氏の周りの環境や心境を雑誌記者が想像しながらまとめたものです。
dマガジン の対象です。
あまり普段は見ないのですが、
読み放題だと思って気軽に見ていました。
児嶋氏は渡部氏が不在の間も芸能活動を続けられていました。
不在直後は同情心から仕事が舞い込んできて、仕事もいっぱい来た時があったそうです。
ただ、児嶋氏自身
「俺、もともとおもしろくもないし才能もないんだよ」
「(セリフが決まっている)役者をやりたい」
という後ろ向きな発言をされています。
激動の芸能界、しかも熾烈を極めるお笑いの世界に身を置きながら、この後ろ向きな発言。
でも逆に考えてみると、そんな方でも第一線で仕事をされている方がいる、という状況がとても不思議でした。
考えてみると、児嶋氏一人の力では、ここまで有名にはならなかったでしょう。
渡部氏の影響が大きかったと思います。
能力の違う2人が一緒に活動することで、1人ではできない仕事ができ、周りへ影響力もでてくる例でしょう。
そして、児嶋氏が意図せず、ここまで有名になった、と。
児嶋氏が苦手な部分が、渡部氏は逆に得意。
その逆もある。
とすると、お互いが得意な部分をやることで、「アンジャッシュ」単体としては
得意な部分だけが出ていく。
これは、私たち民間のビジネスパーソンにも当てはまる部分があるのではないかと思いました。
技術面が得意な人と、ビジネス面・交渉面が得意な人が組むと、仕事がどんどん取れたりするケースはあります。
例えば自動車・バイクで有名なHONDAの本田 宗一郎氏 と 藤沢 武夫氏ですね。
※Googleで「本田宗一郎 パートナー」と調べたら、藤沢氏が直接出てきてびっくり。
他にもたくさんの例がありますが、自分事となると、なかなか理想的なパートナーは出会わないもの。
そんな時は「本」をパートナーにする方法もあります。
大学教授であり、コメンテータとしても活躍されている齋藤孝氏。
何も研究が進まず苦しんでいた時があり、ゲーテの著作をみて、自分の役に立つことが書いてあることがわかると「むさぼるように」読んでいた「ゲーテとの対話」という本があり、それをわかりやすく紹介してくれる本がこちらです。
座右のゲーテ p5
私は『ゲーテとの対話』に二度目に出会ったことによって、根本から発想転換することができた。
本好きの齋藤氏ですら、2回目の読書で気づくというものではありますが、
たとえ本でも、その人の考え方や人生を変えうる力があります。
直接、今の時代の優れた人と会える機会のある方はどんどん会っていいと思いますが、
そんな交友関係がみんなあるわけではありません。
そんな時は、昔の偉人に触れることができる「読書」により、
自分に欠けていたものを補えるのではないかと思いました。
また、読書によって、自分に欠けていたものを補う場合は、自分自身の成長につながります。
人がコンビを組むと、確かにすごい力が出ると思います。
生涯のコンビになってくれそうな人が若いうちから出会える人は幸運です。
ただ、児嶋氏のように、自分が望む以上の人気によって疲弊するような事態にもなりえます。
そして、大多数の人はなかなか出会えないと思います。(残念)
その時がくるまで、いや、その時がこなくても、
読書により自分を高めることはできます。
生涯のコンビがいなくても、
ゲーテのように、第一線で活躍して歴史に名を刻めるような人になれる例もあるので
あきらめずに読書を続けたいと思います。