ものがない家はなんの刺激もなくてクリエイティブになれない
といったようなコメントをされていたような。
前から私は、
人って環境によってかなり考え方が変わるな
と考えていました。
いや、悪い人たちの中にいると、自分もそのような考え方になる、というレベルの話もあると思うのですが、私が感じてるのは、自分のいる所がどこか、によって、脳の反応が変わる、ということです。
たとえば、いまある部屋にいて、別な部屋でやりたいことにがあって、実際に移動したら、何をしようとしていたか忘れるときがあります。
そして、元の部屋に戻ると思い出す、というもの。
最初は、ひどい物忘れだな、と思っていたのですが(その点もあるかもしれませんが)、元の部屋のティッシュが切れていて、
「そういえば、別な部屋も切れてたな」
と思って行動したときでした。
元の部屋のティッシュ、というきっかけをもとに思い出せたのですが、別な部屋に行ったとき、その部屋で考えることがあると(部屋掃除しないと、この冬服しまったほうがいいかな、空気の換気してなかった!など)その思考がその部屋での私の脳のメイン部分を占拠し、やりたかったことが押しやられた、と思われました。
今回の脳の働きは、本来やりたいことができなくなった弊害として現れたのですが、逆に言えば、その部屋に入ったとき、なにかクリエイティブなことを考えやすい空間にしておけば、脳が空間に反応して、創作活動が進むのでは。
所さんの場合は、自分でカッコイイと思うものを作り、飾り、その中でまた別なものを作る、という好循環が起きていると思います。
もし、一般人の場合はどうすればよいのか、、、
特に、自宅が広くなくて、趣味の品々を飾るなんて出来ない!という人は、クリエイティブな環境を作ることはできず、所さんのような、良い環境の人たちだけが、いい思いをするのだろうか。
いや、諦めるのは早い。
まずはノートだ。
ノートになにか書く。
なんでも良い。
で、歌詞や曲作り、文章を書くときは、ボールペンを使い、1年でボールペン4、5本のインクをすべて使い切る、それが自分がクリエイティブな作業をどれくらいやってきたかの目安とされているようです。
また、
「使い切ったら、次の一本のキャップを開けて、張り切って使い切ってあげましょう!という気持ちで使い始めます」
とも仰っています。
この雑誌のあとの方に、所さんが書かれたイラストが何枚も掲載されているのですが、どれも書き直そうとした迷いの線が無く、なにか心に来るものがありました。
内容自体はあまりおもしろくないものもあったのですが、それよりも、膨大なイラストを書けば、そのうち一つはもしかしたらなにかが起きるかもしれない。
そう感じました。
しかも所さんは、イラストも作曲も文章も書く、ということで、アウトプットの分野も複数ある。
そこでも、どれか一つはものになるかもしれない、可能性が増えます。
私は、どうしても本を読むほう、インプットに時間を使ってしまいます。
アウトプットしようとしても、なにもかけないんです。
で、自己嫌悪になり、また読書にもどる、という悪循環。
これでは所さんと差が広がるばかりです。
なにか自分でアウトプットしたくなるような仕掛けを作りたい所。
たしか、以前、メンタリストの、DaiGo氏は、作業部屋では、取り掛かりやすいよう、机を作業中の状態にして、すぐ始められるようにされていたような。
自分の部屋を思い起こすと、ノートは取りづらいところにあるし、ペンもノートとは別な所にある。。。
なにかを書き始めようとしても、
よし、ノートをあそこから取り出して、、、
と、ワンテンポ遅くなります。
もし、ノートがテーブルや机に開かれていた状態で、書き途中であれば
「あ、途中からまたやろう」
と始めやすくなりそうです。
まずは自分の部屋の環境作りから始めたいと思います。