2024年3月31日日曜日

所さんのこだわり方を論理的に解釈してみる


前回紹介したサイトが頭から離れなかったので、もう少し考えてみます。

所さんは、「非日常」を楽しむため、常に、いつもと違う状況を作り出そうとします。

例えば、初めて釣りに行く人を例に取ります。



【あるいは、そのまま釣りに行ってもいいよ。でも、すぐ手柄を求めちゃダメ。一匹も釣れなくて良いの、初心者なんだから。恥ずかしいなんて考えちゃだめ。恥ずかしいってのは、さんざんやってる人が、できなかった場合にいう言葉なんだから。恥ずかしくないように、道具揃えて1匹でも多く釣ろうとかそうなっちゃうと、つまんない方向にしかならない。道具揃えるなら、普通のアイスボックスじゃなくて自分のセンスで60年代のアメリカ製のヤツ持っていって、ベテラン風の釣り人さんに「珍しいアイスボックスだねぇ」なんて声かけられたら、すかさずその中から菓子パンの一つでも出してさ。

「これ余分に買っちゃったんでどうぞ、で、どうやったら釣れます?」 なんて聞くのよ。すると、教えてくれるわけだよ。そしたら、しめしめ今日も一人ベテランの釣り人が釣れたぞ! っていう、違う釣りにしちゃう(笑)】

確かに楽しそうです。

でも、どうやってこのようなシチュエーションを思いつけたのでしょうか?

気になったのは2点

・こだわり
・人との交流

です。

今回のこだわりは、アイスボックスが

60年代のアメリカ製のヤツ

です。

明らかに釣り場には異質。

でも、価値は凄い高いもの。

当然まわりと浮きます。

「こいつ、なんでこんなもの持ってるんだ?っていうか、なんだあれは?」

と、常連の釣人がきになることうけあいです。

所さんには、その状況が想像できるのでしょう。

また、さらに、余分なパンを用意し、釣り客に振る舞います。

人との関わりを極力避ける現代人からすると、面倒くさいことこの上ない。

でも、所ジョージは、それを楽しみます。

そこで起こるできごとが、楽しいことを予測しているのでしょう。

こだわりについては、現代人でも真似できそうです。

人との交流は、トラブルが懸念されるので、今の人は敬遠するかも。

でも、この2つが少なくとも1つ出来ていれば、所ジョージに近づけそうです。


おそらく他にも、所さんが言語化できていない様々な「楽しむコツ」があると思いますが、常人には、

・こだわり
・人との交流

を、他人と差別化するだけでも効果があると思います。
 

まずは、こだわり から。
皆さんは

これ良いな!

と思うものはありますか?

わたしは、まだ、人に言えるようなものはありません。。。

でも、所さんなら、色々出てくるでしょう。

そのようなものを何個も用意して、様々なシチュエーションで利用する、場違いならなおさら利用することで、「非日常」が出せて面白がっていらっしゃるかもしれません。

では、最高に良いものをどうやって見つけるか?

これは、

自分の心に聞くしかないのです。

所さんにきいても、ご自分の価値観から話すしかできません。

結局、自分で探すことになります。

「えー、自分で探さないといけないの?」

そんな声もでてきそうですが、所さんは、その探す過程すら、楽しんでいらっしゃると思います。

探す過程は、もしかしたら最初は苦痛かもしれません。

なかなかみつからないので、楽しくないことを経験すると

もう、自分には楽しいと思えることなんて無いんだ。

と悲観的になりそう

自分がそうです。

でも、その先に「楽しさ」があると所さんなら思うと思います。

たとえ見つからなくても、その時の失敗談を笑い話にするかもしれません。


こうなってくると、どう転んでも、笑い話のネタが手に入るので、全ての行動も積極的にできそうな気がしてきました。

所さんがいつも楽しそうなのは、こういったネタの地道な積み重ねがあるからだと思うと、納得がいきます。


次に、人との交流 です。

お隣さんに話しかけるのも、なかなか機会が無いし、買い物に行っても店員さんとおしゃべりなんてしないし、学校や仕事関係のひとと街であったとしても、挨拶するのか、ちょっと迷ったりしますよね。

でも、所さんなら、なにかの理由をつけて、楽しくなることを期待してコミュニケーションを取りに行きます。前のブログで紹介した、釣りをやるとき、他の釣り客に話し掛けるなんて、わたしなら考えもつかない、、、。初心者で、一人で釣りに行くのも大変なのに、さらに他の釣り客に話しかけるなんて。しかも、相手が悪い人だったら、変につきあわされるのもいやだし。
と、考えてしまいます。

もしかすると、所さんなら、話しかける人がいい人か、野生の勘のようなもので見分けているのかもしれず、通常の人はそれがないのでトラブルになるかもしれません。

しかし、所さんのように動きたいのなら、話しかけないと話が始まらない。

普段から、他人に話し掛けることが楽しい人は、「楽しいことがこれからあるはず」という期待から、行動も起きやすくなり、話しかけない人がその域にいくには、最初は無理矢理でも理由をつけて話しかけないといけないかもしれません。

そういえば、何かの本で、

飛行機に乗ったら必ず隣の人に話しかけないといけない

というルールにして行動させたら、高い確率で 

「話しかけてよかった」

という結果がでた、と見たような気がします。

ここまでわかったのであれば、あとは行動するのみ、ですかね。。。