小学生の勉強を見てあげる機会があるのですが
その計算ミスが興味深かったので
考えを整理する意味でもブログにまとめたいと思います。
48×5=280
という計算ミスをしました。
本来であれば、240 です。
どうして280になったのか。
筆算で一の位同士 8×5=40で、繰り上がりが4。
次に10の位と1の位 4×5=20で +4 を暗算して24
でも、筆算の時に繰り上がりの「4」を書いていたのを見て
240+40=280
なるほど。
わからないでもない。
繰り上がりの数を足し忘れることはあるので、「忘れる」という意味では一緒か。
しかし、これは一度答えを出してしまうと、リカバリが難しいかもしれない。
48×5をやった時、1の位は0であっているし、
100の位もあっている。
10の位が8になるか、ならないか、はどうやったら「計算ミス」と気づけるのだろうか。
48に何かをかけて、10の位が8になるもの、ならないものを見つけてみよう。
48×1=48
48×2=96
48×3=144
48×4=192
48×5=240
48×6=288
48×7=326
48×8=384
48×9=432
48×10=480
結構あるな。
かける数がもともと5,だけど、1つ違いの6をかけた、48×6=288 が10の位が計算ミスと同様の10の位になる。
この考え方ではだめだ。
10の位と1の位 4×5=20 をやった時点で、
筆算的には「200」が出てくるはず
それと足し合わせるのは、48の一の位8 と ×5 つまり 8×5
これが「80」になるのか、という感覚が持てるかどうか。
いや、これも完ぺきではない。
そもそも計算ミスをする子は、大体こんな数、という感覚がまだないのではないか。
機械的に筆算をして、
出てきた答えはあっているかどうかわからない
ではないか。
これはもったいない。
何か方法がないかと調べていくと 九去法(きゅうきょほう)を見つけた
これでいくと、、、
48→4+8=12→1+2=3
5→5
48×5→3×5=15→1+5=6
280→2+8=10→0
↓
6≠0
これしかないか、、、