子供を持つ親としては、成人になるまで(成人してからも?)
子供に出会い系サイト被害にあってほしくないと思うだろう。
ただ、
・具体的に(サイト名やその危険性など)注意したことがない
・フィルタリングをかけてるからということで、それ以上の対策をしていない
という親がほとんどではないか。
犯罪被害を未然に防ぐのは、凄く大変だ。
まずは出会い系サイトに特化して考えてみよう。
まず、「出会い系」と書かれても、具体的にどこのサイトか言わないと
子供はわからないだろう。無論大人も。
では実際どこなのか
調べようとしても果たして見つけられるか?
もちろん検索サイトで「出会い系」と入れるといろんなサイトが出てくる。
しかし、子供がいきなり恋人探しのためのサイトにつなげ登録するのだろうか?
出会い系の被害状況を報告する警視庁サイバー犯罪対策には
様々な情報が出ている。これ自体は凄く有用と思う。
コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成23年上半期)
だが、具体的なサイト名は書いていない。
恐らくサイト自体に違法性は無いので公表できないし、
悪いのはだまそうとする利用者で、だまされないように注意しなかった利用者は情弱だった。
という結論なのだろう。
ただ、読売新聞の
規制の網かからず、「非出会い系」で被害続々
でそのヒントが書かれている。ゲームサイトである。
これはフィルタリングにかからない。
なぜか。
規制すべきサイトを管理する会社自体がフィルタリングを管理しているから
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構の会員一覧を見ると
「無料」で有名なあの企業などが参加している。
これではフィルタリングの意味が薄れる。
先ほどの警視庁サイバー対策から、平成23年度のある統計がある。
参考:コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成23年上半期) p15
いや、いいんだよ。ゲーム自体は自分も好きで
ゲーム自体は否定したくない。
しかし親としては何とかしなくてはならない。
よくある対策としては
「子供にネットをさせない」
だけどこれは×。
いずれはネットを使うことになるのに
「大人になればうまく使えるようになるだろう」
なんて考えるのは虫が良すぎる。
緊急連絡先としても、子供に携帯を渡したい親御さんも多い、
今の携帯電話はほぼすべてがネット接続可能。
しかも被害児童のアクセス方法が
参考:コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成23年上半期) p11
ほぼ携帯だ。
携帯でアクセスするのは当然として、フィルタリングもなしでも
子供が被害にあわない方法を今後考えてみようかな。