2023年3月9日木曜日

仕事に集中できない理由




仕事中、常に集中して、

すべての仕事が早く終わって早く帰りたい。


誰でもそう思うけど、なかなかできないことでもあります。

早く帰らないと家族生活に影響が出てしまう、

というひと、特に欧米ではその傾向が高い。

日本でも、佐々木常夫氏がいる。

最初に読んだのはこの本です。


家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら

東レの取締役、そして東レ経営研究所社長に就任するなど信じられない働き方。

しかも会社は定時上がり!

さらに子供たちの学校のお弁当に朝早く起きたり、夜も夕飯の支度など

とても真似できない動き。


妻や子供のケアについては、正直どこまでちゃんとやれていたのか

不明な部分があったのですが

少なくとも取締役になり、金銭面的には家の問題はなくしているので

ただ、悩んで何もしないよりかずっと良い。

それに、妻や子供の問題を抜きにしても、

仕事を効率的に進める手法については、大いに参考になるでしょう。

社内での活動も、他の人とは違います。


この本の中では、さまざまな仕事の進め方についてアドバイスがあるのですが

印象的だったのが、氏が社内のキーマンをリストアップし、

声掛けをしてまわる、というエピソード。

氏は「彼らに興味があったから」ということでしたが、

なかなか真似はできないですね。


また、こちらの本では、がむしゃらに働くことは勧めていません。

むしろ、本当に必要なことを考え、行動することを勧められています。

どうしてもスケジュールが厳しくなってくると、「残業して挽回だ」と考えてしまいます。

また、リモートワーク用のPCスペックが低く、操作待ちで時間がかかるのも、

何気にストレスで集中力が途切れるときがあります。

自分にとって、佐々木氏のやり方が合うかどうか、試していきたいと思います。