すべての仕事が早く終わって早く帰りたい。
誰でもそう思うけど、なかなかできないことでもあります。
早く帰らないと家族生活に影響が出てしまう、
というひと、特に欧米ではその傾向が高い。
日本でも、佐々木常夫氏がいる。
最初に読んだのはこの本です。
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家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら
東レの取締役、そして東レ経営研究所社長に就任するなど信じられない働き方。
しかも会社は定時上がり!
さらに子供たちの学校のお弁当に朝早く起きたり、夜も夕飯の支度など
とても真似できない動き。
妻や子供のケアについては、正直どこまでちゃんとやれていたのか
不明な部分があったのですが
少なくとも取締役になり、金銭面的には家の問題はなくしているので
ただ、悩んで何もしないよりかずっと良い。
それに、妻や子供の問題を抜きにしても、
仕事を効率的に進める手法については、大いに参考になるでしょう。
社内での活動も、他の人とは違います。
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この本の中では、さまざまな仕事の進め方についてアドバイスがあるのですが
印象的だったのが、氏が社内のキーマンをリストアップし、
声掛けをしてまわる、というエピソード。
氏は「彼らに興味があったから」ということでしたが、
なかなか真似はできないですね。
また、こちらの本では、がむしゃらに働くことは勧めていません。
むしろ、本当に必要なことを考え、行動することを勧められています。
どうしてもスケジュールが厳しくなってくると、「残業して挽回だ」と考えてしまいます。
また、リモートワーク用のPCスペックが低く、操作待ちで時間がかかるのも、
何気にストレスで集中力が途切れるときがあります。
自分にとって、佐々木氏のやり方が合うかどうか、試していきたいと思います。