2022年4月11日月曜日

最近のプーチン大統領はおかしい?

 


テレビを見ていると、「プーチン氏体調不安説」つまり、正常な判断ができなくなっている、ぼけてしまっているのでは、という報道を見ます。


最初は、私も

「こんなひどい戦争を仕掛けた人だ、年齢的にも頭が弱ってしまって誰かに騙されたか、日本でも年を取ると怒りっぽくなるので、そんな感じか」

ぐらいに思って、特に疑問は感じていませんでした。

過去の記事で、「ミンクス合意」を反故にしたゼレンスキー氏を知り、

「どうもウクライナ側にもなにかあるぞ」

と感じていました。

こんな時は dマガジン で情報収集です。

今回も PRESIDENT 2022年4.29号の


「大前研一の日本のカラクリ」

「ロシア脳」で見えるゼレンスキー大統領の素顔


がとても分かりやすかったです。


ゼレンスキー大統領は就任当初は人気が高かったものの、政治力の無さから人気急落、回復させるためには何か手を打たないといけない、ということで

・EU加盟

・NATO加盟

・核再武装

の3点セットで支持率回復を目指した、とあります。


どれもロシアのプーチン氏にとってはフラストレーションの溜まるもので

さらにミンクス合意も認めないんだから、もう怒り頂点、

しかもウクライナ人は自国があまり好きではない(!!)ということもプーチン氏が知っており、「ウクライナの戦力は低いだろう」ということで、短期決戦に持ち込める、と考えていた、という説が紹介されています。


「私は何回もウクライナに訪問している」という大前氏。


若い人は特に、ウクライナを離れてEUやアメリカなどで働きたいと話していた。


というのが私にとってはショック。

職がないのだろうか。

そんな国の大統領は、いったいどんな人物なんだろう。

違和感を感じたのは、ゼレンスキー大統領がアカデミー賞に出ていたこと。


「あれ、そんな暇あるんだったら停戦に向けて動いたほうがよいのでは。どんどん自国の被害が広がるのでは。」


と思っていました。

ただ、ロシア側にも問題が。

23年にわたり独裁者として君臨してきた指導者が、結局相談相手も、正直なアドバイスをしてくれる人もいなくなる悲哀、といってもいい。

という大前氏。

ゼレンスキー氏が「戦争にならないように動けなかったのか」という観点しかなかったのですが、

プーチン氏が「戦争にならないように動けなかったのか」という観点が抜けていたことに気づきました。

たとえミンクス合意をウクライナ側が破棄したとしても、「21世紀の戦争の首謀者」のレッテルを貼られてしまうデメリットを考えると、それ以外の解決方法もあったと思いますが、プーチン氏の側近たちは、それをアドバイスできなかったのかもしれません。


dマガジン でPRESIDENTが読めます。

このコーナーは、さらに「日本の核保有」についても言及しているので

2ページとはいえ盛沢山。

普段テレビのニュースばかり見ている人は、

気分転換にdマガジンでPRESIDENTをを読んでみると

新たな観点・知識が手に入りおすすめです。


※2022年 4/29号 は 「英語」レッスン革命 ということで、

「英語が苦手な」日本人向けに、さまざまな英語のコツを紹介しています。


相手をイライラさせない「言いよどみ方」のコツ


のコラムが参考になりました。

もしこの記事をご覧になったタイミングが遅くても、dマガジンのPRESIDENTはバックナンバーが約1年前まで見れるので安心です。

よろしければどうぞ。