2023年1月7日土曜日

【Kindle Unlimitedおすすめ】成毛眞の超訳・君主論 の「恐キャラ」

 


前回の記事でKindle Unlimitedを初めていろいろ本を探していたのですが

面白い本がありました。



かなり前の本ですが、ちょうど人の上に立ちそう(?)なタイミングだったので

その内容を扱った本を、実際に人の上に立った人が解説してくれるのは

かなりありがたかったです。

もう、自宅でコーチングを受けている感覚。

成毛氏のコーチングを受けながら人の上に立つなんて、そうそうできないことです。

時間がない読者の為か、第二章は


『君主論』はこれだけ知れば大丈夫


ということで、計21個(結構多い!)の観点を紹介していただいているのですが、

そのなかで私が興味を持ったのが以下の点です


恐れられることと愛されること、どちらがよいか


もちろん愛されることか、と思いきや、マキアヴェリは恐れられること、成毛氏も

基本は鬼、たまに仏

という立場、基本恐れられることが必要。

そして、成毛氏の独自の観点


理想は、予測不能なリーダー、これだろう。


???


予測できないリーダーなんて、一緒にいて不安なだけだろう、と考えていたのですが

考え直してみると、思い当たる節が。


怖いお客さんがいるのですが、時々優しい一面を見せるときがあり、

その時、内心自分は「ほっ」として、


「よかった。また引き続き気を引き締めて頑張ろう」


という心理が働くのを自分でも感じていたことを思い出しました。


なんとも情けない心境ですが、これを上に立つ人が行うことで、

部下達の行動にたるみが無いようにする効果は期待できそうです。


成毛氏も、特に自分が根っからの「恐キャラ」ではないようなのですが、意図的に演出していたようです。


相手が褒めてもらいたいと思っていると感じたら、絶対に褒めない

褒めるときは、思いもよらない場面で徹底的に褒める

怒る時も、予測のつかない場面で怒る。特に問題を起こしていなくても、得意げになりやすい人を「本当にバカだね、おまえは」と徹底的にこき下ろしたりする。

普通に考えたら、


こんな人と付き合いたくない

まともな話もできない人なので、とても安心して付き合えない


と思うのですが、もし上司など、自分の目上の人がこんな人だとすると、腫れ物に触るような、恐れ多いような、おっかなびっくりで接することになるのは間違いなさそうです。

しかし、それが「君主論」でいう、上に立つものが必要な「恐れられること」なのだということなのでしょう。


成毛氏も、敢えてそのような言動をしていた、とおっしゃっているので

もともとそのような性格ではない私も、「敢えて」であればできるのでは。

全く同じ方法は、私の性格上、やりずらそうなので、ちょっとアレンジしてみて

「恐れられること」についてチャレンジしたいと思います。


結果的に、嫌われたり、恐れられたりすることが想定されるのですが

これから上に立つ身分になり、チームや組織が結果的にうまく回るのであれば

喜んでやっていきたいと思います。


kindle Unlimitedは時期によって対象となる本が変わるので、

もし興味がある方は早めにご覧になっていただければと思います。