2022年6月15日水曜日

48×5=280

 


小学生の勉強を見てあげる機会があるのですが

その計算ミスが興味深かったので

考えを整理する意味でもブログにまとめたいと思います。


48×5=280


という計算ミスをしました。

本来であれば、240 です。

どうして280になったのか。


筆算で一の位同士 8×5=40で、繰り上がりが4。

次に10の位と1の位 4×5=20で +4 を暗算して24

でも、筆算の時に繰り上がりの「4」を書いていたのを見て

240+40=280


なるほど。


わからないでもない。


繰り上がりの数を足し忘れることはあるので、「忘れる」という意味では一緒か。


しかし、これは一度答えを出してしまうと、リカバリが難しいかもしれない。


48×5をやった時、1の位は0であっているし、

100の位もあっている。

10の位が8になるか、ならないか、はどうやったら「計算ミス」と気づけるのだろうか。


48に何かをかけて、10の位が8になるもの、ならないものを見つけてみよう。

48×1=48

48×2=96

48×3=144

48×4=192

48×5=240

48×6=288

48×7=326

48×8=384

48×9=432

48×10=480


結構あるな。

かける数がもともと5,だけど、1つ違いの6をかけた、48×6=288 が10の位が計算ミスと同様の10の位になる。

この考え方ではだめだ。


10の位と1の位 4×5=20 をやった時点で、

筆算的には「200」が出てくるはず

それと足し合わせるのは、48の一の位8 と ×5 つまり 8×5

これが「80」になるのか、という感覚が持てるかどうか。


いや、これも完ぺきではない。

そもそも計算ミスをする子は、大体こんな数、という感覚がまだないのではないか。

機械的に筆算をして、

 出てきた答えはあっているかどうかわからない

ではないか。


これはもったいない。

何か方法がないかと調べていくと 九去法(きゅうきょほう)を見つけた


これでいくと、、、

48→4+8=12→1+2=3

5→5

48×5→3×5=15→1+5=

 

280→2+8=10→

 ↓

6≠0


これしかないか、、、